第92話 大晦日はお早めに

 やあ、おいらです。


 おいら、いつもこのエセエッセイを睡眠薬飲んで、効果が出るまでの約三十分でサラーと、ダラーっと書いているのですが、今夜、それをやっちゃうと、推敲に時間かかっちゃったり、除夜の鐘が気になってジョワを飲んじゃったりして、気がつけば、とっくに新年迎えてるという大失敗をしちゃうといけないので、レキソタン大量に飲んで、アンニュイでいて、なんの不安もない精神状態にしてキーボードを打っております。


 まあ、書くことも大してないんですけど、昨日、二夜連続更新を宣言しちゃったからね。約束は守らなければ! なに? 『横浜マリンズの栄光』はどうしたかって? うーん、当面勘弁してください。簡単なスケッチはできつつあるんですけど、いまひとつ膨らまないんです。来年の課題だな。もうちょっとプロットを真剣に考えればよかった。


 それから、質問が来ています。“読み専”“読み変”宣言はどうなったのですか?

 へへへ……まあ、ぶっちゃけ、性に合いませんでしたわ。自分の小説と、フォロワーKさんの文章は読めるんですけどねえ。短編も3000字くらいなら、なんとかなるんですけどねえ。長編は、集中力がなかなか続きませんでねえ、読み腐れさしてしまって、今じゃ、全然読んでいない。スコッパーどころかストッパーですわ。こんなおいらを読む気にさせる力作、出て来いやー。


 逆にね、ここ二週間ほど、紙の本の方は順調に読めるんですよ。でも、躁病の時にバカみたいに買った本だから、今の積ん読が自分にあっているかどうかドキドキです。

 で、今日は新井素子さんの『くますけと一緒に』という作品を読みました。

 新井さんと言ったら、今を去ること、うん十年に姉の机に無造作に置いてあった『あたしの中の……』を何気なく開いたら止まらなくなりました。まだ小学生でした。内容はすっかり忘れてしまいましたが、新井素子の名はしっかりと脳みそに刻まれました。女流SF作家としてですよ。

 それから『グリーン・レクイエム』これも内容は忘れちゃいましたが、悲しい気持ちになったことだけは覚えてみます。こちらは創元SF文庫で再刊されたので、お金が稼げるようになったら、買います。今はムリ。意外なのは「あたしの中の……」がコバルト文庫に入っていて一般文庫に入っていないこと。それに、新井さんの本がコバルト文庫にたくさん入っていること。小学生のおいらは「僕、男の子だからコバルト文庫なんか読めない!」という理由で新井さんの本は結局二冊しか読んでいないの。フォロワーKさんだったら読んでいるかしら? Kさんの読書量と幅の広さは尋常じゃないからな。とてもかなわない。対抗することすら僭上の沙汰じゃ。


 で、前回SFだと思ったら帯にホラーと書かれていてひっくり返ったと書きましたよね。おいら、ビクビクものです。怖いの大嫌い。でもね、ミステリー作家やSF作家ってホラーと親和性があるんですよ。大物で言えば、小松左京さんの短編『くだんの母』いまだに忘れられないんだから、相当強烈な一撃を受けている。ミステリーで言えば綾辻行人さんなんかもそうですね。だから読まない。『館シリーズ』は『十角館の殺人』しか読んでないの。でも続きを読んでみたい気はしています。あとは『Another』は読んだわ。


 話、飛んだね。さあ、『くますけと一緒に』だ。結論からいうと、


 これは、ホラーではない。ファンタジーである。


ということですね。売り方間違っているよ。


 血の繋がらない家族が、一つになるためのホニャララ、ですね。


 こんなところです。本年も飽きずに、バカにせずに読んでくださった方。コメント、フォロー、レビューをいただいた方、ありがとうございました。


 明日からは、強引にも人生の方向を変えなければいけません。どっちに進むかもまだわかりません。

 カクヨムを続けられるかもわかりません。死んじゃうかもしれません。


 どこまでもはまり続ける泥舟か


 気がつけば喪中だったよおらが春


 澄み渡る空にUFOやって来た


 ベッド出で玉座に座るオレ魔王

 

 俺様のやる気スイッチどこにある 

 

 では、良いお年を。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る