第73話 ずーと寝太郎

 やあ、おいらです。またご無沙汰をしてしまいました。


 その間、何してたって? 寝てましたよ。前にも話したでしょ。

 ずっと雨続きで、洗濯もできません。今日、汚れ物が増えたから、明日、洗濯をやらねばいかんね。乾燥機能はついてないから家じゅうに干そう。ゴミ屋敷に五色の花が……咲かないんだな。おいら、黒いシャツしか持っていないんだ。なんでかというと、アレルギー皮膚炎(アトピーって言葉は嫌い)なので、そこらじゅうにかき傷があって白い服なんか着ちゃうと血の染みがついちゃって、着れなくなってしまうの。だから黒。色の黒いは七難隠すというでしょ? それで安心して、ボリボリ掻いて、大出血。絆創膏は欠かせません。


 去年の暮れに、通っていた皮膚科の受付の横柄な態度に頭にきたおいらは、「●●皮膚科潰す!」と呪いをかけて、行くのをやめました。塗り薬は大量に余っている。でも飲み薬がない。そしたら、その処方薬、なんですよ。鼻炎薬だけど痒みにも効くということですね。でも薬価が高い。顔が怪獣になったら買おう。まあ、別の病院に行けばいいんですけどね。どうも、対人関係は苦手で、初めての病院などに行くと緊張してしまって行けません。これをコミ障というのでしょうか。中学まではそんなことなかったです。高校に進学するとき、仲のいい友達が一個優秀な高校と、一歩頑張れの高校に進学してしまい、おいらは動揺しました。もうその頃から自意識過剰が出てきて、対人関係が不得手になり「弁当を、一人でつかっちょります」状態でした。それでいて、公式テニス部に入るところが矛盾します。

 コミ障を治すには一人のパーソナリティがいります。そいつに引っ張られているうちにだんだん集団生活に馴染めるようになりました。その時はね。


 大学生になってコミ障が再発しました。おいらは大学にストレートで入学したのですが、クラスには一浪の人が断然多い。それに付属校の繰り上がりも多い。おいらはそこに馴染むことができませんでした。つまらないキャンパスライフです。

 三年の時に、大学図書館の学生職員というのが募集していて、勇気を出して応募しました。結果は合格。ここで修行を積んでコミ障は消えたと思ったのに、この歳で再発するとは思いませんでした。

 誰か、パーソナリティになってくれる人いないかな。リーダーシップがあって、優しくて、思いやりのある人が。おいらはその人のいぬになりたい。もとい、くまになりたい。


 余談ですが、第3回カクヨムWeb小説コンテスト、出せたら出します。『横浜マリンズの栄光』ではありません。でも、無気力だからなあ。完成しないかも。そんなわけでクリスマス企画もたぶん、欠席します。あくまでもたぶんです。気まぐれの天邪鬼ですみません。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る