第51話 おいらは寝てばかり

 やあ、おいらです。


 今すごい豪雨です。雷さまが「このハゲーー」って言いながら稲光を地上に叩きつけ、背中の太鼓をYOSHIKIみたいにぶちのめしています。脊椎位お大事に。ほんと怖いわ。カミナリと暴言議員。


 雷が落ちるってことはもうすぐ秋ですね。こんなこと言っても、おいら、詩人になったわけじゃありません。でも、なれたらいいな。おいらの理想はスナフキン。


 ベイスターズ、ジャイアンツに二連敗。なんか詰んだ感じです。


 ……ああ、もう書くことないや。今日は畑にも行ってないし、朝飯もバタロール二個だけ。コーヒーも牛乳も飲んでないし、ヨーグルトも食べてない。それっきりであと食べたの、ミニトマトと、海苔、と飴。水分は補給してますよ。麦茶ガバガバ。飲んでますか? 麦茶。ミネラルたっぷり。ペットボトルのなんか買わなくていいんですよ。安い、水出しのでいいんです。


 ……だからどうした? どうもおいらの脳は壊れてしまったようです。完璧にね。やる気というものがまずでない。やる気、興奮するドーパミンとかノルアドレナリンとか、おなじみセロトニンが出てないんだな。ちっとも何かする気が起きない。仕事探さなくちゃいけないのに、逃げています。久しぶりに、ノリトレンODしようかなと考えてしまいます。でも、これで死んじまえばとりあえず、おいらは消えるからよし。近親者にはご迷惑をおかけしますが、許してください。


 なんたって、金が尽きたのが一巻の終わり。ツレは金を貸してくれないし。老父はもっと金がないから相談しても無駄。生活保護も考えたけれど、条件が厳しいし、役所はなんとか、生活保護者を減らしたいから、上から目線で、おいらを蔑むでしょう。おいらだってプライドがあるんだ。


 で、仕事探しはIndeedを検索しても、いいのが全然ない。毎日、必死に観ているけど、天職はない。


 おいらはがっくりして、布団に寝転がるだけです。


 もう、ハローワークに行くしかないか? でも病人扱いされて断られるのが、オチだな。


 もう、横浜にこだわらないで全国どこででもいいので働きたい。仕事内容は軽作業ですな。この駄文をご覧の皆さん。一生懸命働きますのでおいらを雇ってください。このままじゃ、おいらは破滅です。ノリトレン飲んで、あの世に行きます。


 こんな状況ですので、小説は書けません。もう二度と書かないかもしれません。


 ああ、一度くらい万民にウケる小説を書きたかったな。それも夢に終わりそうです。空から雨じゃなくて金が落ちてこないかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る