第15話 読書日記2など

 やあ、おいらです。


 しつこくて申し訳ないのですが、パニックの発作が群発していて、正常な思考ができません。ちょっとでも不安を感じると、脳の奥が硬直していく感覚に襲われ、恐怖が胸の中に膨らみます。明日、病院に行こうと思っていますが、果たして、バスと地下鉄に乗れるのかどうか? 甚だ疑問です。えっ、もっと早く病院に行けですと。おいらだって行きたかったさ。でも、おいらの通っている病院、火曜日の午後六時から八時までしかやっていないんです。だから、明日を逃すと、一週間あいてしまいます。パニクっても、発狂しそうでも、行かねばならぬ。


 そんな中、読書だけは好調です。これも、毎度の話ですが、カクヨム上の小説じゃなくて、紙の本、それも文庫本です。カクヨムの小説を読まないのはなかなか、自分にあう小説と出会えないからです。それでも、ちょっとは読んでいます。N氏のボーイミーツガールものなんか、毎日、楽しみに読んでますし、K氏の13フェイズなんかも更新されたら読みます。

 自分の小説はどうなんだと聞かれそう……聞かれないか。もう、引退状態なので、全くアイデアもプロットも考えていません。


 話が逸れました。読書日記です。今日読んだのは、加納朋子さんの『はるひのの、はる』幻冬舎文庫です。これは面白かった。第一話を読んだときは、いまいちかなと思ったのですが、第二話から断然面白くなります。連作短編集なんですけど、各話が微妙につながっている。そして、叙述に、微かな違和感を感じる。まるで、加納朋子さんの名を騙った、恩田陸さんが描いたのではないかと思うほど、ドキドキが止まらない状態です。こりゃあ、パニック発作には悪い影響を与えるな。でも、先が知りたくて、ほとんど、一気読みです。恩田さんの小説と違って、この小説は一応きちんとした結末が用意されています。そこは加納さんの腕の見せ所でしょう。ああ、話のあらすじは、おいら書きませんよ。面白かったってことだけ伝えます。

 この小説は『ささら さや』『てるてるあした』に続くシリーズの最終巻のようですが、前二作を超えていると思います。前二作を読まなくてもいいですが、読んでおくとニヤリの数が増えると思います。面白かったです。


 加納さんは急性の白血病になって、おいら始め、多くの読者を心配させましたが、寛解したようで、とても安心しました。でも、無理せず、自分のペースで書き続けていただきたいものです。


(今日も睡眠薬飲んでの投稿。でも、眠くないから逸脱はしていないと思います)


 まあ、こんなところです。とにかく、パニックをなんとかしたい!

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