第3話 眠れない夜はどうしよう?
やあ、おいらです。
知ってる方もいるでしょうが、おいらは不眠症です。もう五年間薬なしでは眠れません。いや、飲んでも眠れない日もあります。
以前『カクヨム廃人』という駄文を書いていた時は『眠れない夜はミステリーを語ろう』というコーナーを立ち上げ、のちに独立させてひとつの作品にしました。誰も読まんだろうと思っていましたが、現在、結構なPVをいただいています。★は増えないけれど。今はなろうにいらっしゃる、Kさんにもレビューもらったなあ。
さて、今回はどんな企画を立てよう? 安直ならミステリー話の続編だが、最近、あんまり本を読んでいない。特に新鋭のミステリーが読めていないので却下。次に考えられるのは読書日記かな。でも、人の好みは千差万別。おいらが好きな小説でも、他者が好きだとは限らない。そこを好きにさせるのが書評家たるものかもしれないけれど、あいにくおいらは書評家ではない。ただの馬鹿ものです。この企画はボツ。
書評ができないのは紙の本じゃなくて、カクヨム小説の場合も一緒だし、作者に断りを一つ入れなければならないと思う信念があります。面倒くさいからボツ。
ああ、もうアイデアが浮かばないよ。こんなことまで決められなくなっちゃったよ。もう、布団かぶって寝ましょー……ああ、眠られないんでした。
どうせ眠られないんだから、なんかしよう。ラジオだ。闇に葬った『舞子のてんてん、てんてこ舞い!』だ。出演者は水沢舞子だけでいい。さあ、進めてくれ。
『ジャパン放送 水沢舞子のてんてん、てんてこ舞い!』
♫(オープニング)♫
みなさん、いかがお過ごしですか? 女優の水沢舞子です。半月ぐらい前に少しだけこの番組のパーソナリティを務めていたのですが、何かしらの大きな圧力がかかって、突然、番組を打ち切りにされ、闇に葬られてしまいました。それが唐突な復活。どうしてなんですか? ぺこりさん!
「えーとね。あの時は頭がパニックを起こして、内容を吟味しないで収録放送をしてしまったんだ。今回は『眠れない夜』というコンセプトがはっきりしているから前回の轍は踏まない」
かっぱくんと道楽師匠はどうしてきていないんですか?
「あの二人は紛らわしかった。僕と舞子ちゃんの二人の方がスッキリしている。もともと、あの二人は僕の創造物。君もだよ。舞子ちゃん」
ということはここはぺこりさんの小説の世界なんですね。なら、あたしとぺこりさんが同次元にいるのはおかしいわ。
「おかしくないさ。僕はあくまでも、舞子ちゃんと同次元に創造されたぺこりの代理人としてのぺこり」
うーん、難しいことはわかんない。一曲かけて気分を落ち着けましょう。Char
で『気絶するほど悩ましい』ホント、悩ましいわ。
♫(演奏中)♫
(ジングル)
♫ま、ま、舞子のてんてこ舞い〜♫
さて、ぺこりさんは不眠症とカミングアウトなされていますが、他にもいろいろ発言すべきことがあるでしょう?
「まあね。病気のデパート横浜店と呼ばれるくらいだから、カミングアウトすることはいっぱいありますよ。でもねえ、僕よりカミングアウトするべきな人がいるよ」
ええっ、誰ですか?
「内閣総理大臣、阿呆晋太郎」
そんなこと言っていいんですか?
「表現の自由は憲法で守られている。僕は無実だ」
ぺこりさんのせいで、番組がめちゃくちゃ!
「最後にこれだけは言っておこう。今、政治にとって必要なのは、自自党にとって変われる大勢力だ。それは
……あれ? 不眠症と言っていながら寝てたみたい。なんかラジオやっていたなあ。『眠れない夜にはラジオを聴こう』これで行くか。でも、なるべくなら寝たいから、あんまり放送したくないなあ。
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