2、ちうよのはなし
鱗は無く、背は青く腹の側はにぶい白色をしていて、海面近くをくるくると泳いでまわる姿が沖で働く漁船の上や、荷を運ぶ廻船から見られることがあるのです。大抵は日の高くのぼった時分に見られるそうで、
ある船はこの大魚から相当に近づかれたことがあり、
「ちうよ」という名は蛮語、あるいは漢語の「
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