人とは何か、ロボットとは何か、そんなSFでは古典的でもあるテーマが独特の世界観で語られます。SFテーマの凍てつく終末世界と幻想的な要素の融合。宇宙樹、神さま、森の妖精、キーワードとなるのはファンタジックな言葉たちで、主人公が世界を視る優しい視線とマッチしています。苦いだけはイヤ、甘いだけでもイヤ、そんな贅沢を求める人にオススメしたい作品です。