ふところに懐炉しのばす花見かな
【読み】
ふところにくわいろしのばすはなみかな
【季語】
花見(春)
【大意】
ふところに懐炉をしのばせつつ花見に行くのであった。
【附記】
風流は寒いものだとどこかで聞いたように思う。今はそれほどでないものの、かつては春や夏に感じる寒さ、秋や冬の暑さを詠みたいものだと常々思っていた。蕉風俳諧は
懐炉は冬の季語。
【例句】
みよし野は右往左往の花見かな
一僕とぼくぼくありく花見
知人にあはじあはじと花見かな
夜ざくらや太閣様のさくら狩
半ば来て雨にぬれゐる花見哉
さくら狩美人の腹や減却す 蕪村
重箱に鯛おしまげてはな見かな
うつくしき手で銭をよむ花見かな
年寄の腰や花見の迷子札 一茶
叱られて酔のさめたる花見かな 正岡子規
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます