春雨の雲とよもして泣く児かな
【季語】
春雨(春)
【語釈】
とよもす――どよもす。「鳴りひびかせる。どよめかせる」(大辞林 第三版)。
【大意】
春雨の雲を鳴り響かせて幼い児が泣くのであった。
【補説】
幼少の姪があるのだが、その姪が親族の某女性との別れに際して大泣きするということがあった。子どもが泣くのを見ると生きた心地がしない。
「春の雲」の語もあることだが、思うに雨を降らせる雲の意では通常用いないだろう。
【参考句】
塚も動け我が泣く声は秋の風 芭蕉
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