蜘蛛の囲のわが家は知らず何世帯
【季語】
蜘蛛の囲(夏)
【語釈】
「蜘蛛の囲」は、くもの巣。
【大意】
くもが巣をかけているわが家は何世帯住宅なのか、私は知らない。
【補説】
私はコガネグモやジョロウグモやアシダカグモ以外の蜘蛛は特に苦手ではなく家の中で見かけても駆除しない。特にハエトリグモはその名から察するに蝿などを獲ってくれるありがたい存在だと思っており、見ているだけでもすこし楽しい。ペットとは言わないまでもちょっとした同居人もとい同居蜘蛛である。
【参考句】
一すじの蜘蛛のゐ白き月夜かな 独友
蜘の子やそも人間の始りは 正岡子規
蓮の葉に蜘蛛下りけり香を焚く 夏目漱石
長々と蜘蛛さがりけり夏の月 村上鬼城
大蜘蛛の虚空を渡る木の間かな 同
青空に一すぢあつし蜘蛛の糸 芥川龍之介
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