医者の娘の病気がちなる若葉かな

 医者いしや病気びやうきがちなる若葉わかばかな


【季語】

 若葉(夏)――『花火草はなひぐさ』(1636年刊)に所出の由


【大意】

 医者の娘の病気がちにしている若葉の中だなあ。


【補説】

 医者の不養生というが、医者の娘に病弱な人の多いイメージを持っている。


【参考句】

 若葉して籠りがちなる書斎かな 夏目漱石

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