朧夜や画を盗まるる美術館
「薬盗む女やは有朧月」(与謝蕪村)という句に触発されて作ったもの。蕪村の句のおおよその意味は「薬を盗む女がいるだろうか(いやいないだろう)。こんなおだやかな朧の夜に」という感じか。中国の故事を踏まえて詠んだものらしい。
表題の句は個人的にはわるくないできばえかと思うのだがはたして読者諸賢の鑑賞にたえうるだろうか。
ときに、表題の句は「ん」の音で終わる。わたしは今までにそのような句を作ったことがたぶんほとんどなく、これを機に新たな境地が開けたらというかすかな希望を抱いている。
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