超技と絶技
極めし者を極めし者たらんとしているものが、闘気をふんだんに利用した
一番わかりやすい説明として、格闘ゲームの必殺技のようなもの、というものがあります。
確かに似ていますが、超技はもっと幅広く技を作り出すことができます。
極めし者の数だけ超技がある、と言えなくもないでしょう。
とはいえ、よく使われる超技、というのも存在しています。
ここではそのパターンと代表的な技を紹介します。
タイプ別
打撃系:相手に直接攻撃を加える超技
防御系:攻撃に対する防御の超技
移動系:移動のみに特化した超技
投げ系:投げ技を駆使した超技
補助系:一時的に身体能力を上げるなどの超技
打撃系
移動攻撃:地上(付近)を移動しながら攻撃を加える技。突進攻撃ともいう。
ジャンプ攻撃:空中を移動しながら攻撃を加える技。
飛び道具:闘気を放って攻撃する技。
範囲攻撃:自分中心に闘気を展開して放つ技。
無敵:相手の技を無効化しつつ攻撃する技。しかし対策技もあり完全に無敵ではない。
防御系
当て身:相手の攻撃を絡め取り反撃する技。上記の無敵にも有効。
反射:飛び道具を相手に跳ね返す技。
攻撃壁:攻撃力を持つ闘気を持続的に体の周りにまとわせ、防御と反撃を兼ねる技。
防御壁:地属性専用超技。攻撃壁の攻撃力をなくし、完全に防御に徹する技。
移動系
高速移動:動きを速め、一度の行動で移動距離を伸ばす技。
追加移動:動きを速め、移動回数を増やす事により移動距離を伸ばす技。
転移:瞬間的に別の地点に移動する技。あまり遠くへは行けない。月属性は他属性より移動距離が伸びる。
投げ系
吸い寄せ投げ:投げの間合いにいない相手も闘気で引き寄せて投げる技。
移動投げ:自分が素早く相手の懐に入り、投げる技。
補助系
能力増加:自身の身体能力を一時的に増強する技。
束縛:相手の身体能力を一時的に減退させる技。
分身:闘気による虚像を作り出す。動かせるが攻撃はできない。
空間干渉:不可侵のフィールドを作る。バトルスペースの確保や何かの保護に使われる。
停止:月属性専用超技。数秒の間、相手の動きをほぼ停止させつつ自身は自由に動ける技。
回復:水属性専用超技。治癒力を高め傷を癒す技。欠損部位の修復は不可。
このような超技がよく習得されるものです。
属性によって会得しやすさが変わりますが、それはまた後ほど説明いたします。
超技の見た目は会得する当人が自由に決められるので、中にはあっけに取られるようなものもあったりします。
俺が見たのでは、飛び道具でダンベルに見える闘気を放っていたり、吸い寄せ投げで、なぜか花畑にいて死んだはずの祖母かが手を振っているビジュアルがあったかと思えば、気が付いたら投げ倒されていた、とかいうものもありました。
しかしこうして言葉にしても、なかなか破壊力のある超技ですよね(笑)。
さて、超技とは別に、
能力値とレベルの項で触れた、極めし者のレベルが3以上の者が習得できる技で、一言でいえば超技の強化バージョンです。効果や持続時間を高めたものですね。
打撃系をグレードアップするパターンが最もよく見られ、補助系もその次に多いようです。
まさに名前の通り絶大な効果を持った技なので、内包する闘気を大量に消費します。
レベル4や5あたりでは、持っている闘気を全て放出してしまいます。
なので、その一撃で闘いに勝利できなければ、敗北はほぼ決定づけられてしまいます。闘気は徐々にまた回復してきますが、闘っている相手はそれを待ってはくれないでしょうから。
ハイリスク・ハイリターンなのです。
しかし高レベルになってくると闘気の内包量も増えますし、扱いにもより長けてくるので絶技を放ってもまだ闘える人が出てきます。
これらのことを考えると、絶技は極めし者として十分な力をつけてから会得するのがよいでしょう。
仲間と共闘する際はこの限りではありませんが。
また、会得しようと努力しなくとも身に着いた、という例もあります。極めし者として目覚める「火事場の馬鹿力」と同じ要因ですね。
俺もきっかけは似たようなものだったな……。
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