第2話 ゲームPSVita『Caligula-カリギュラ-』(RPG)レビュー
前回は本のレビューでしたが、今回はゲームのレビューです。
テーマが定まってないような気もしますが、書きたいように書くのでこれで良いのです。
このゲームは、精神的な問題のある者ばかりを閉じ込めた仮想世界で、そこから脱出を目指す者たちを描いたRPGです。
そんな世界なので、キャラクターは各々悩みを抱えています。姿は全員高校生ですが、中には年配のキャラクターも居たりします。
主人公たちやそれを阻止しようとする敵幹部も例外ではなく、RPGにありがちな壮大な野望を持っているキャラクターはあまりいません。
それを生々しい悩みを描いたリアルなRPGと見るか、華やかさに欠ける地味なRPGと見るかは人によると思います。私の場合は前者でした。
このゲームで特徴的なのは戦闘システムです。
選択した行動の結果予測を見ることができ、1キャラ最大3回まで連続してコマンド入力で行動することができます。
それを利用して、格闘ゲームのように浮かせて連続攻撃を叩きこむ動作をすることも可能です。
もっとも、結果予測はあくまでも予測であり、外れることもあります。攻撃する直前にガードされて失敗し、無駄に消耗してしまうことも……。
それに、格上の相手だと攻撃の命中率がガクンと下がります……この仕様は正直止めてほしかったですね。
また、やり込み要素も異様に充実しています。
Ver1.01以上にアップデートしている場合、クリア後のおまけダンジョンが20個以上あります。
入るにはパスワードが必要ですが、現在では攻略サイト等で公開されています。
Ver1.05では更に1個追加されました。こちらはパスワード不要です。
加えて、キャラクターの悩みを解決するクエストがあります。……500人以上のキャラに各2つずつで、なんと1000個以上!
狂った数ですが、中には全部解決した人も居るようです。……私? 途中まで解決して諦めましたよ。
実は、このゲームは発売当初問題の多いゲームでした。今では、アップデートで快適になっていますが。
発売時に購入してすぐに放置してしまった方は、アップデートしてから遊んでみることをお勧めします。
そして、このゲーム特有の病んだ世界を楽しんでみると良いかもしれませんね。
個人的にキャラクターの内面で心に残ったのは、琴乃さんと笙悟君でした。
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