第17話 夫とどすこいロリータ(修正)

音楽レビューの方はポンポン書けるのに、本編がまったく書けない病が止まらない。

成果はどうであれ、とりあえず毎日何かは書くという目標を立てて3か月目に突入した。今のところアップはしていなくても、書くという目標はの達成できているので自分で自分を褒めてやりたい。実際、文章力ついているのかははなはだ謎だけど。

このブックのアクセス数が「誰も得しない」の半分の話数でほぼ追いついていることに気付き、夫というキラーコンテンツの力を思い知っている。

という話を本人にしたら、「でも書いているのはあなたでしょう?」と言われた。

本当にこの男には敵わない。

こんなことをサラッと言うからきっと昔はモテてたんだろうなぁ

と思って聞いたところ合コンで凄い奴に出会ったという話を聞いたので

今回はその話をしようと思う。


夫が劇団員だった頃の話だ。

ものすごく惚れっぽいことにかけて右に出るものはいない大学の後輩から、

「合コンを開いてほしい」と頼まれたそうだ。公演をよく見に来てもらっている手前、夫は知り合いに合コンをしたいから女の子を集めてほしいと頼んだそうだ。

かくして、合コンが開催されることになったのだが、夫はメンバーにどんな女子が来るかの指定は特にしていなかったそうだ。

それがいけなかった。

当日、女子メンバーを楽しみにしながら男性陣が待っていると、そこに現れたのは

パステルカラーのゴスロリ服を着たアンコ型の女だった。

どすこいロリータ、どすロリとでも言おうか。言わずもがな、会場に衝撃が走った。

微妙な面子なのはお互い様ではあるが、そんな中、頑なにメンズとコミュニケーションを取らずひたすらパリパリチーズと仲良くしていたその女は、陰でパリチーとあだ名が付いたのだった。


「すっごいねー。で、そのパリチーってその後どうなったの?」

「メンヘラを拗らせて(以下略」


そっかー。

そっかー…。

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