第12話 崖の下の義実家

義母から、夫の古銭コレクションを売ったけど額面以上にならない上に手数料を取られてマイナスになった、という悲しみの電話が(夫宛に)かかってきたのだけど、夫曰くコレクション売却の許可は出していないそうだ。きっと何かあったのだろう。

姑との仲は寧ろいい方なので、義母の肩をちょっと持つことにしよう。


さて、今回は義実家の話でもしようか。

夫の実家は、四国の某県にある。今住んでいるところ(九州)から行くとアクセスが悪く、移動でほぼ1日が終わってしまう。

まぁ、そんなことは置いておいてだ。

義実家はロケーションがアレだ。

何がアレかというと、家の後ろが崖なのだ。

「安かったから」という理由で決めたらしいのだけど、もうちょっと良いチョイスはなかったのだろうか。大雨や地震の度に心配でならない。


そんな義母の最近のホットな悩みは

「付き合いから母の日ギフトを自分宛に買った」

「布団にムカデが入ってくるのが怖い」

「うり坊が(家の)裏の崖に穴をあけている」だ。



最後…うり坊って。


引っ越しも検討したいところだが、歳をとってからの引っ越しは

あまりよくないと聞くので本気で危なくならないことを祈るばかりだ。マジで。

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