第5話 Private Talking

 ― 2016年6月某日


LOVE BRAVE4人のトークです。


ティム 「前さ、フィルが、『俺、ローソンマート行ってくる』って言って、『ローソンマート!?何だそれ』って俺が返したら、『だから、ローソンマートだよ』って言ったの」


ジミー 「ローソンマートって(笑)」


ティム 「俺が首を傾げて、フィルはそのままお店行ったんだよ。…で、しばらくしてフィルが戻ってきて、『セブンイレブン行ってきたよ』って」


(一同、爆笑)


ヒューゴ 「コンビニの名前ごっちゃにしてどうするよ(笑)それとか、昔行ったパーティーで、フィルがローストビーフ食って、『このローストハム、うまっ!』って。俺、そのとき隣に居て、『それ、ローストビーフだよ』って指摘した」


ジミー 「ヒューゴもうまいタイミングで突っ込んだね」


ティム 「作った人に怒られそうだ(笑)」


フィル 「あれ以来、ちゃんと『ローストビーフ』って言ってる(^^)ヒューゴ、あのときは、ありがとうね」


(ヒューゴ、苦笑い)



ティム 「もう一つあるよ。オタワのどっかにあるライブハウスで、エアロスミスのポスターがあったんだ。それを見てフィルが、『エアロスミスって、エアロとスミスのユニットじゃなかったんだ…』って。俺、笑うの必死でこらえてた」


(フィル、ただただ笑う)


ティム 「まあ、そうだからこそ、フィルは人気者なんだ」


ヒューゴとジミー、お互いを見ながらうなずく。フィル、照れくさそうに頭をかく。

ジミー 「ところで、ティムはこの前、変な缶詰を食べそうになったって本当かな」


ティム 「うっ…、(苦笑しながら)誰から聞いた、それ」


ジミー 「誰だと思う?」


(ティム、目をきょろきょろ動かしながらしばし考える)


ティム 「……あ!」



(ここからティムの回想。ティム、カレーの缶詰を見つけ、中身をスプーンですくう)


ティム 「何だコレ」


(ティム、スプーンを口に入れようとしたとき…)


??? 「あ~、それ食べないで~~~!!」


(ティム、びびったあと、スプーンを缶に突っ込む)


ティム 「うわっ、誰なんだあんたいったい」


??? 「私?私はこの話の作者、ミュゲの舞よ」


ティム 「ええっ、作者!?日本人、しかも女性なんだ…。ところで作者さん、何で食べようとしたのを止めたんだよ」


作者 「その缶詰の日付見て」


(ティム、日付を見る。「16/3/1996」と書かれている)


ティム 「あっはっはっはっは…(←このあと数分間笑い続ける。ようやく笑い終わって、作者の両肩に手を置いて)作者さん、ありがとう」


作者 「いえいえいえ」


(回想終了)



ティム 「作者さん、メンバーにリークしたか…。…まぁ、その実、誰も苦しめてないから、それはそれでいいんだけどな」


他のメンバー (こいつ、心清っ…)

フィル 「ヒューゴも最近、何かやらかしたよね」


ティム 「(笑)ああ、あれね」


ジミー 「2週間ぐらい前だっけ、ヒューゴがお菓子の差し入れ持ってきたときあったじゃん?あのお菓子、賞味期限3日過ぎてた!」


ヒューゴ 「あは、あは、あはははは…(引きつり笑い)」


ティム 「あれ、最終的に俺らもスタッフも笑って許したよね」


フィル 「そうそう、そうだったね」


ジミー 「『ヒューゴでもこんなことするんだ~』って言いながら」


(…おや、隠れた所で誰かがメモ用紙に何やらペンを走らせていますよ。……あ、作者です。何かくすくす笑っています)


ヒューゴ 「あれ?誰かもう一人居なくね?」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る