In the Flames of the Purgatory 32

 ハッチは彼らの行動で完全に破壊され、その下にあるであろう階段は白みがかった毒気の煙に覆われている――その煙の中から、細長い影が飛び出してきた。

 それがおそらく先ほどの銃撃でだろう、木製の銃把部分が無くなった火縄銃マッチロックガンなのだと気づくよりも早く、わずかに体を開いてそれを遣り過ごす。

 木製の銃把部分が失われて金属の機関部だけになった火縄銃マスケットが背後にあった主檣の縄梯子にぶつかり、そのまま甲板の上に落ちてがちゃんと音を立てた――先ほどハッチ下に銃弾を撃ち込んだのは銃口炎で発煙弾に火をつけるだけが目的の銃撃だったが、その銃撃ででも壊れたのだろう。木製の銃把部分が完全に砕け散って失われ、金属の機関部だけが残っている。

 壊れた銃を投げつけてくるあたり、船内にはまだ無事な者がいるらしい――同時に先ほどのアルカードの銃撃で発生した発煙弾の白煙の中から、舶刀カトラスを手にした男がふたり飛び出してきた。

 ふたりとも剥き出しになった顔や首、腕の皮膚に、派手に切り傷や火傷が出来ている――アルカードの銃撃で砕けたハッチや階段の破片や銃口炎、それに包みの中身の燃焼による炎を浴びたからだろう。先ほどまで毒気の煙の中にいたために、ふたりとも目が真っ赤に充血している。

 ふたりの海賊たちは、それぞれ取り回しのいい舶刀カトラスを手にしている――近接距離から繰り出されたその斬撃から逃れて、アルカードは後方に跳躍した。

 どん、と背中がなにかに当たる。舷側の手摺だろう――確認するほどのことですらない。

 こちらの動きが止まったのを見て、ふたりの海賊たちがこちらに殺到してくる。

 唇をゆがめて笑い、アルカードは甲板を蹴った――遅い、と相手は思っただろう。与し易しとすら思ったかもしれない――だがアルカードに言わせれば、彼らのほうがよほど遅い。まともな訓練など受けていないからだろう、余計な動きが多いから有効な行動を起こすまでに時間がかかる――余計な消耗を避けるために人間と同程度の身体能力に抑えている今でも、制圧はさほど難しくない。たとえ生身のままであっても――人間同士の戦闘でヴィルトール・ドラゴスを制圧しうる者は、地上に存在しないのだ。

 突っ込んできたうちの一方に向かって踏み出し、その片膝を蹴り砕く――海賊の奇声は、そのまま悲鳴に転じた。取り落とした舶刀カトラスが、甲板の上で音を立てて跳ね回る――足をかかえて転倒した海賊の口から悲鳴があがるのは無視して、アルカードはこちらに向き直ろうとしているもうひとりの海賊に視線を向けた。

 口の端を吊り上げて嗤い、右手で保持していた塵灰滅の剣Asher Dustを振るう。振り返り様の斬撃で、転身動作の終わっていない海賊のうなじのあたりを鋒でかすめる様にして一撃――首を刎ね飛ばすには至らなくとも、そこまでする必要など無い。脊椎に切り込みを入れて背骨の内部を通る脊髄にまで刃を徹せば、人間の活動機能はそれで終わる。

 脊柱を破壊されて全身の機能を麻痺させられた海賊の取り落とした舶刀カトラスが、回転しながら甲板に落下する――その舶刀カトラスの柄を、アルカードは爪先で蹴り飛ばした。

 回転しながら飛んでいった舶刀カトラスが、最初の指弾で眼球を潰された海賊の背中に突き刺さる。右の背中――心臓に徹っていなくとも、肺は貫いている。声もあげられないまま、海賊はその場に崩れ落ちた。

 そのときになってようやく、甲板上にいた者たちは事態を認識したらしい――残った海賊たちが怒声とともに、こちらに向かって突進してくる。

 だが、それも遅い――生身のままのときでさえ、彼らを破るに苦労は無い。どこかの国の陸海軍や海兵隊の様な、訓練された正規軍と戦った経験なぞ無いのだろう――訓練されていない彼らの動きは我流と呼ぶのもおこがましい様なまったく洗練されていないもので、無駄が多すぎる。

 アルカードは一番手近な海賊が縦に振り下ろしてきた一撃を躱し、腕の外側に廻り込んだ。剣というのは片手で扱う場合、腕の外側に向かって振るうほうが振りやすい――だが腕の外側に振るうのならば、簡単に起点を潰すことが出来る。

 海賊がこちらに向かって剣を振り出そうとするよりも早く、アルカードはその肩口を仲間の海賊たちに向かって突き飛ばした――甲板上に転倒した仲間に、こちらに殺到してきていたほかの海賊どもが動きを止める。

 仲間の体に躓いて、体勢を崩すまいとしたからだろう――彼らに仲間を気遣う様な感情があるとは思えない。だがそれでいい――ほんの一瞬動きを止めれば十分だ。

 振り返りざまに、左手で保持した銃を振るう――鈍器代わりの銃身で顔面を殴打され、背後から襲いかかってきていた海賊がその場で派手にひっくり返った。大口径の銃弾を大量の装薬で撃ち出すために質のいい鋼材を徹底的に鍛え込んだ銃身は、見た目よりもずっと重い――腕くらいの太さの銃身に顔面を叩き潰されて鼻梁から上顎にかけての骨が完全に砕け、海賊がその場でのたうちまわって悲鳴をあげる。

 アルカードは手にした銃を銃口付近を左手で掴む様にして持ち替えて銃口に手を添え、そのまま台尻から突き刺す様にしてまっすぐに足元の海賊の鳩尾めがけて叩きつけた。

 彼の銃の台尻は球状になった金属の塊で、白兵戦に持ち込まれた際のための錘鎚メイスになっている。銃把も金属で出来ていて、そのため彼の銃は普通のものよりかなり重い。

 台尻の錘鎚メイスを鳩尾に撃ち込まれて、海賊の悲鳴が止まった――げえっという蛙の踏み潰された様な声とともに、海賊が口蓋からまだら色の血を吐き散らかす。その悲鳴を聞き流し、アルカードは少しだけ唇をゆがめて嗤った。

 火薬を注ぎ込んでから弾を銃口から押し込んで槊杖ラムロッドで突き固めるのが、前装マズル・ロード式銃砲の一般的な再装填法だが――槊杖ラムロッドを使わずに台尻から地面に叩きつけることで、その代わりとする早技もある。彼が使うのは革のサボットで弾と火薬を固めた弾薬カートリッジだが――弾丸が大きく重いぶん、その作業は小口径の火縄銃マスケットよりもはるかに簡単だ。

 足元の海賊が死んでいるかどうかを気にも留めず――仮に生きていても内臓破裂と頭蓋骨の挫傷で放っておいてもいずれ死ぬ、少なくとも身動きは取れない――、アルカードは甲板を蹴った。それまで銃口附近を保持していた銃を軽く放り上げ、その銃把を空中で掴み止める。銃の手元に右手を添えて撃発作動桿を動かしながら、アルカードは仲間の体に躓くまいと動きを止めた海賊たちに殺到した。

 海賊たちが状況を把握するいとまも無い――先頭にいた海賊が、革製の甲冑が保護していなかった腹部を突き破って腹腔内部に捩じ込まれた銃口を見下ろして悲鳴をあげる。それを無視して、アルカードは再び引鉄を引いた。

 体内で大口径の銃を発砲されて先頭にいた海賊の体が吹き飛び、その背後にいた金属製の甲冑を身につけた海賊が先頭の海賊の体を貫通した銃弾を胸部にまともに喰らって跳ね飛ばされる――なまじ上等の金属甲冑など着込んでいたのがあだになった。彼の手にした銃から発射される直径一インチ近い弾頭は大きく重く、この距離で撃てば三人ぶんの胴体くらいは容易に貫通する――だが先頭の海賊の体を貫いたときに脊柱を砕いたことと革鎧の背面装甲、ふたりめの海賊が着込んでいた鈑金甲冑に威力を殺され、銃弾は彼の体内で停止したのだ。

 飛び道具というのはなんでもそうだが、貫通するよりも体内で止まったほうが始末に負えないことが多い――盲管銃創の場合弾頭を飛ばす力の残量がすべて体内で放出されるからで、貫通銃創よりも内臓破裂などの被害が深刻になることが多いのだ。

 跳ね飛ばされた海賊の体が、数人の仲間を巻き込んでまとめて転倒する――ひとりは舷側に寄り掛かる様にして倒れ込み、そのままバランスを崩して舷側から海に転げ落ちていった。

「な――なんで撃てるっ……!」 どうして彼が弾薬の再装填だけで射撃が出来るのかわからないのだろう、海賊たちのひとりがうめき声を漏らした――撃発方式にかかわらず、小銃マスケットは火皿に伝火薬を入れていなければ撃てないからだ。

 マスケットは本体の側面に、火皿と呼ばれる部品を備えている――マスケットで射撃を行うには銃身内部に挿入した銃弾を発射するための装薬とは別に、火皿に伝火薬と呼ばれる火薬を盛らねばならない。

 火皿と銃身後端部は火門タッチ・ホールと呼ばれる細い穴でつながっていて、伝火薬は装薬に比べてかなり目が細かく火門タッチ・ホールに入り込む様に出来ている。

 歯輪ホイール点火ロック式の場合は生じた火花を火皿に落とし、火縄マッチ点火ロック式の場合は火縄マッチの先端を火皿に突っ込む形で火皿に盛られた伝火薬に点火し、その炎が火門タッチ・ホールに入り込んだ伝火薬を燃焼させてその先にある装薬に着火する構造になっている。だから、本来であれば弾丸の再装填と同時に火皿への火薬の入れ直しも行わなければ撃てないはずなのだ。加えて歯輪ホイール点火ロック式の場合、歯輪ホイールを回転させるためのゼンマイの巻き上げが必要になる。

 だが――

 彼の銃はただの歯輪ホイール点火ロック小銃マスケットではない――機械部品は銃身後端部の真上に組み込まれており、歯輪ホイール燧石フリントを打ち合わせた火花は火門タッチ・ホールを通って直接装薬に触れる様に出来ているのだ。

 だから伝火薬が無くても、装薬と弾丸の込め直しだけで射撃が出来る――普通の歯輪ホイール点火ロック式よりもさらに強い火花が必要になるので引鉄の操作にもゼンマイの巻き上げにもかなり力がいることと、火門タッチ・ホールを通って噴出した火薬の煙で歯輪ホイールが汚れるので清掃の間隔が短いのが欠点だったが。

 しかし同時に、火皿の伝火薬の装填作業が必要無いので射撃の間隔が普通の歯輪ホイール点火ロック式よりもさらに短くなり、撃鉄ドッグ・ハンド歯輪ホイール燧石フリント等の機械部品を完全に被覆カバー出来るために耐候性や防塵性が高く、火皿を持たないために周りの射手の銃口炎や伝火薬の燃焼火花による暴発の危険がゼロであるという利点がある(※)。

 さらにゼンマイの巻き上げも小さなつまみを動かすのではなく、グリップと一緒に握り込める様に伸びた銃本体の側面から撃発作動桿で行う――内部に大きさの違う歯車がいくつか組み込まれているが、どういう役割をしているのかはわからない。撃発作動桿のほうはアルカードにもわかるが――人力起重機がそうである様に回転体の中心軸を棒を使って回転させる場合、棒が長いほど軽い力で動かせる様になるので、小さなつまみを使うよりもかなり軽い力で強いゼンマイを巻き上げられる。銃を両手で保持したままでいられるというのも利点のひとつだろう。

 ただしその一方で、引鉄は非常に重く扱いにくい――引鉄を長くすると重さは多少軽減されるもののその一方で暴発の危険が増えるため、ほかの小銃同様に小さな引鉄しかついていない。

 かつて新制式銃の採用試験のために試作品の提出を呼びかけたスペイン陸軍がこれらの利点を無視してこの銃を制式採用しなかったのは構造が複雑で信頼性に欠けるという歯輪ホイール点火ロック式特有の不利点のほかに、引鉄が重くて扱いづらいという点もあるのだろう――無論アルカードは気にならないが、普通の人間ではそうもいくまい。

 ゼンマイ自体が強くて重いだけでなく、巻き上げ量が大きいためにゼンマイの巻き上げだけでかなり力がいる――動作機構の関係でそちらは問題無いのだが、その解放を止めているラチェットを動作させる引鉄も普通の歩兵用小銃マスケットクロスボウに較べて相当重い。一発や二発ならともかく、何十発も射撃していればかなり疲れるだろう。

 だがその不利点――ゼンマイや引鉄の重さを問題にしない射手であれば、今そうである様にこの銃は十全の性能を発揮する。

 彼らの末期を見届けることはせずに、振り返りざまに手にした銃を顔の前に翳す――背後から発射された銃弾が銃身に衝突して火花を散らし、そのままあさっての方向に弾き飛ばされていった。

「な――」

 火縄銃マッチロックガンを構えた姿勢のまま茫然と声をあげる海賊に笑みを向け、アルカードは先ほど倒した海賊が床の上に取り落とした舶刀カトラスを爪先ですくい上げた。宙に放り上げる様に塵灰滅の剣Asher Dustを手放して宙に浮いた舶刀カトラスの柄を掴み止め、そのまま舶刀カトラス火縄銃マッチロックガンを構えた海賊に向かって投げ放つ。

 舶刀カトラスの刃が眉間に深々と突き刺さり――即座に絶命した海賊の体がその場で崩れ落ち、その手の中から滑り落ちた火縄銃マッチロックガンが甲板の上でガシャンと音を立てた。

 それを見届ける手間も惜しんで落下してきた塵灰滅の剣Asher Dustの柄を空中で掴み止め、同時に左手で保持していた銃を大きく振り回す――その動きは海賊たちの接近に対する牽制であると同時に、次弾を装填するために必要な動きでもあった。

 銃口から振り出された黒焦げになった革の塊が、甲板の上でべしゃっと跳ねる――早盒の弾頭と火薬を一体化させるために巻きつけてあったサボットだ。

 正確にはその残骸だが――とにかくこれを除去しないと、次弾が完全に銃身の奥まで入らない。

 いったん銃を手放して、装備用の鞄から早盒を掴み出す。

 銃が甲板に落下するより早く銃口に早盒を宛がい、そのまま銃口をまとめて掴んで、落下の勢いも利用して台尻を甲板に叩きつけて再装填――銃口を掴んで逆手に握る様にして保持した銃を翳して繰り出されてきた舶刀カトラスの刺突を受け止め、アルカードは銃口を掴んだままの左手の銃を振り回して台尻の錘鎚メイスで攻撃を仕掛けてきた海賊の体を撃ち倒した。

 その打擲で首の骨が折れたのか、薙ぎ倒された海賊の体が舷側に寄り掛かる様にして倒れ込む。断末魔の細かな痙攣を繰り返す海賊にはそれ以上視線も呉れず、アルカードは甲板を蹴った――手近に接近していた海賊に斬りかかり、二合撃ち合って続く一撃で舶刀カトラスごと胴を薙ぐ。

 自分の内臓の上に跪く様にして崩れ落ちた海賊の胸元に、アルカードはそれよりも早く横蹴りを叩き込んだ。馬に撥ねられたみたいに吹き飛ばされた海賊の体が、背後にいた別の海賊の体に激突する――そのまま追いすがって、アルカードは蹴り飛ばした海賊の体ごともうひとりの海賊の体を塵灰滅の剣Asher Dustで串刺しにした。

 大量の血を吐き散らしながら、ふたりの海賊の体が縺れ合う様にして甲板に倒れ込む――だがそれはどうでもいい。

 側方から繰り出されてきた刺突を躱し、アルカードは仕掛けてきた海賊の足を軽く払った。体勢を立て直そうと蹈鞴を踏んだ海賊の肩に銃の台尻を引っ掛ける様にして無理矢理自分のほうに向き直らせ、そのまま下腹部に塵灰滅の剣Asher Dustの鋒を突き込む。

「っがぁッ……!」 くぐもった悲鳴をあげる海賊の体を蹴り剥がして剣を引き抜き、アルカードは左手の銃を振るって海賊の頭部を打擲した――馬に蹴られたみたいに吹き飛んで、海賊が舷側から転落していく。そのときになってようやく先ほど銃を突き刺した状態からの射撃で斃した海賊の巻き添えを喰って甲板上に倒れていたふたりが体勢を立て直し、甲板を蹴った。

 だが遅い――手前にいたひとりが一合撃ち合わせただけで剣を叩き折られ、続く一撃で首を刎ね飛ばされてその場に崩れ落ちる。

 牽制のつもりか檣の根元に置いてあったバケツからすくい取った滑り止め用の砂を投げつけて突進してきたふたりめはカウンター気味に繰り出した横蹴りを鳩尾にまともに喰らい、それで内臓破裂を起こしたのか航海から血を吐き散らしながらその場に崩れ落ちた。

「さて――」 銃を軽く肩に担いで、アルカードは少しだけ笑った。

 ある者は舶刀カトラスを、ある者は火縄銃マスケットを、ある者は普通の歩兵用の長さの長剣を。

 ある者は板金鎧を、ある者は革鎧を、あるいはある者は上半身裸で。

 武器も防具もまちまちな海賊たちが、各々の得物を手に身構えている。

 アルカードは漆黒の曲刀を軽く振って、

「そろそろ時間も惜しいしな、終わりにしようか」


※……

 火縄マッチ点火ロック式、歯輪ホイール点火ロック式、燧石フリント点火ロック式とマスケットの撃発方式にもいろいろありますが、構造上の共通点は火皿から火薬が露出しているという点です。

 このため友軍射手マスケッターの射撃の銃口炎マズルファイアや火皿の伝火薬の燃焼火花など、周りの火気が原因で暴発することがままありました。

 燧石フリント点火ロック式だけは撃鉄についた燧石フリントをこすり合わせる当たり鉄ストライキングスティールが火蓋を兼ねる構造になっているため、火皿に伝火薬を注いだあとは常時火蓋を閉じた状態になっているので比較的安全でした。完全に隙間が無くなっているわけではないので、絶対安全とは言えませんが。

 しかし火縄マッチ点火ロック式や歯輪ホイール点火ロック式の場合、戦闘中は火蓋が開きっぱなしになるので友軍兵士の銃火や火薬の火花、篝火などの照明の火の粉などによる暴発は多かったと思われます。火縄マッチの火が戦闘中に消えた場合も、火打石を使って再点火するより火門タッチ・ホール式の着火棒みたいなのを篝火に突っ込んでおいてそれを接触させたほうが早いですから、篝火は必要不可欠だったでしょうしね。

 なお火皿の火薬がこぼれると撃発出来なくなるので、マスケットは銃本体をあまり傾けたりすると発射出来なくなります。

 アルカードの銃の場合も極端に仰角をとったり銃本体を横倒し、あるいは逆さにするなど、火花が火門タッチ・ホールをすんなり通り抜けて銃身内部まで落ちられない角度を取ると発射出来ません。

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