18:歩きだす、この道で(四月)

歩くこの道なんて どうでもよく見えた


いつか辿り着く道が続くと思ってた


でも、そうも簡単に辿り着く道じゃなかったな


いままで歩いてきたけど、まだ何十年かは着きそうに無い





僕が歩き出すこの道で


同じことばかり考えていたね?


辛いことばかりの今日だけど


君のいてくれたその温もりは  (いてくれないその悲しみは)


何時まで経っても 消えることは無い。





支えてくれていたんだ 色んなこと


もう忘れないよ この悲しみで


いづれ何時か 君を無くしても


支えてずっと離さない 君のいたこの坂の途中





優しさという花が 僕の前で散り行き


この切なさで何も見えなくても


君が教えてくれたんだ


このくだらない世界が素晴らしいということ


嘘じゃない本当のこと





たとえ君がいなくても


出会わなきゃきっと気づかなかった。


だから今も君を好きでいたい





もう会えないとしても、辛い明日としても


無駄じゃない。僕はやっと気づけたのだから


そうやって君を思い出すよ


こんな世界を僕は愛したい。


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