17:愚かな住人たち(part3)

小学校の運動会の応援に行った。

周りは老若男女、小さなお子様たちの応援のためにブルーシートの上やコーンの外側を徘徊していた。

私はその中でビデオを回している。


ちょうど今から近所のマイちゃんが走るところであった。

成長盛りの中途半端な肉付きの彼女たちは大人にはない清純さを醸し出している。


大きな火薬の音が鳴ると同時にマイちゃんは私のカメラの方へ走り出す。




「お前、よくこんなの撮りに行って捕まらなかったな。」

と聞く鈴木は私と同じ同人サークルに所属するメンバーで絵描きをしている。


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