16:昔のカノジョ(短編だった)

目を閉じた瞬間、コマ送りのフィルム映画のように馬車のような観覧車のような乗り物が振り子のように動き出す。


白と黒を繰り返し、1ページ1ページ巡るよう動く。


ふと、乗り物に誰かが乗っていることに気付く。


それは無意識に彼女の事を望んでしまったからか、偶然彼女であったのか定める事はできない。



ただ、彼女はかつて私が付き合っていた彼女であった

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