第11話 貸切風呂で髪洗おう。01

俺はタマナ、そしてサーヘル達と共にこれから寮にあるお風呂で彼女達の髪を手入れする事にした。

勿論、俺が服を着た状態で玉たちは全裸で洗う事になるが…。


「へぇ~、ミカエル君。君は凄く女性の髪を洗うのが凄く楽しいんだね。」


いや、俺は貴様らがどうして全裸で俺ら男は下半身露出が現金で服を着るのかわからない。

確かにこの国では女性が全裸で歩いても良いのは分かっていたけど、俺達の下半身は女性の全裸と引き換えに厳重に隠す事を余儀なくされた。

恐らく、男の下半身露出は男同士でも性犯罪に走る事をロシア政府やАГМБは理解しているだろう。

つまり、男同士でも性犯罪にはしることを俺は熟知しているため、俺が服を着て彼女らの髪を洗う事にした。


「さぁ、私の髪を洗ってもらいましょうか?」


「そうそう。私達の髪を手入れする事は男としての役割でしょ。勿論、丁寧に洗・っ・て・ね。ミカエル君。」


「ミカエル君。私たちの髪を洗わないとこの組織ではゲイとみなされちゃうよ~。」


どういう事だ。あいつらはアソコや胸を俺らの前で見せているのに俺は服を着なければならないのはどうしてなのだ。

普通は逆なのにАГМБでは全く正反対の事が起きている。


「分かった。俺が髪を洗うから絶対に後ろ向けよ。」


「ありがとう。でも、アンタそうとう初心な男だな。」


「一応、俺は医学生時代に恋人を作っているけど…。」


「もう、ミカエル君は恥ずかしがり屋なんだから。」


タマナ、サーヘル、美奈がこんなアホな事を言いながらも俺は彼女達が後ろを向いた事でこれから彼女達の髪を洗う事に専念した。

皮肉にも貸し切り風呂なので俺以外の野郎は風呂を入っていないが、風呂に入るとき、野郎共は下半身を特殊な海パンで隠せば混浴しても良いとはある意味凄いな。それで女性の裸に動じない。或る意味、見慣れているせいか、皆が動じない事に俺は驚いた。


普通なら、この環境は性的な欲求で満たされるのに俺は彼女らの裸を見ても性的な欲求がないお陰で女性も安心して入れるだろう。つまり、裸を見慣れる事で逆に性欲が落ちてしまうと俺は感じた。

と、そういいながら俺はまず美奈の髪から洗う事にした。


「しかし、美奈。貴様の髪は随分と長くて綺麗だな。どうやって手入れしているんだ。」


「ミカエル君。私の髪は椿オリルのシャンプーとコンディショナーで髪を凄く洗っているの。そのお陰で私の髪は凄く綺麗で良い匂いがするでしょ。」


確かに、美奈が用意した椿オリルシャンプーのお陰か確かに髪は綺麗で艶がある。

それで良質な黒髪故に、俺が大事に手入れして欲しいと頼んだのか。

全く、それはそれでよい事だな。


「よし、貴様の髪を俺が洗うから少し我慢しろよ。」


「うん、ミカエル君なら髪を綺麗にしても嬉しいかなと思ったからありがとう。」


俺は未奈に感謝し、これから髪を十分に洗ったらシャワーで洗い流そうと思った。


「よし、髪を洗い流したぞ。風呂から上がったら俺がドライヤーで乾かしてやる。」


「ありがとう。ミカエル君。」


美奈の感謝で俺は少しだけ頬を惚れ、却って俺は女の子の髪を洗う事がこんなに大事な事だと思い出した。

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