第2話 男女混合の寮。
ようやく、寮にたどり着いた俺。
皮肉にもこの寮は男女混合らしいが、その理由は恐らく
これは俺が医大に進学する前、ロシアでは同性愛宣伝禁止法が制定された。
俺が医大に入ってからアメリカではドナルド・ジョンソン、日本では田川二郎政権、中国では
田川二郎は海仙会で疑惑をもたれた現在の日本の首相だ。
現在は、彼も首相になり同性愛宣伝禁止法を可決・成立した。
そして、その同性愛宣伝禁止法が各国に普及する前にロシアではФСБがゲイ取り締まり部隊
確認して彼らが適合サインを出したら、俺達はАГМБに入隊され、よほどの事がない限り拒否する事は不可能だ。
特に男性がこの組織の入隊を拒否されるとゲイだと間違われて命の保証がなくなる。
故に、俺は任務が出るまで寮で待機する事にした。
「はぁ~。俺は本気で疲れた。しかも、ロシア政府が同性愛に対してめちゃ厳しいのは分かるが、男女混合の寮と部屋ってありなのかよ。」
俺は、男だけの環境だと同性愛に走りやすい事をよく知っていた。
事実、男子校に関する調査をロシア警察やФСБが相当調べてたそうだ。最も俺は男女共学だから関係ないが。
それでも女性同性愛は男性同性愛に比べて罪が非常に緩いらしく、女性同士がいちゃついても警察に目が光る訳じゃない。
恐らく、女性同性愛者は子供が産める事、安易な性●為を避ける傾向があるからそこまで問題にならないだろうと感じた。
俺はそう思いながら少しだけ休もうとした。
すると…、
「ふぁ~。あなた、見慣れない顔だな。」
「どうした。って、貴様はロシア人か?」
「うん、日系ロシア人の
「あぁ。」
―――意外と、この寮では様々な国の人間が多くいるんだな。
俺は、意外とこの国はいろんな面で自由だが、同性愛を子供に教える事は極めて危険な事だと理解していた。
つまり、男女共学は裏を返せば、高卒などの男子を
と、同時に俺は男女相部屋で裸の付き合いをすれば、意外と女性の裸で欲情しなくなる事を俺は既に知っていた。
「で、未奈。この部屋の住民は他に誰がいるんだ?」
俺はこの部屋には男女相部屋なら他に男子が1人、女子がもう1人いると思った。
「済まない。未奈。で、そこにいるのは誰?」
「私も分からない。」
いけね~。俺の名前を語るの忘れていた。
悪いが早速言わなくては…。
「貴様らに行っておく俺の名は…。」
「済まない。未奈。サーヘル。」
「遅い。ドナルド・ジョージ。」
「そうか、貴様らがこれからこの寮の仲間たちか…。なら、俺の名前を言うぞ」
「うん、」
「俺の名前はウラジーミル・ミカエルだ。よろしくな。」
「勿論だ。」
皆が俺自身を快く歓迎しこれから、重要な任務があると感じた為、俺は少し寝ようとした。
「ミカエル君。私の正式な名前はマルヤム・サーヘルだ。よろしくな。」
―――イラン系の割にはチャドルをしていないな。イランから出たらそうなるのか?
と俺は、彼女がチャドルをしない理由についていろいろ考えてみた。
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