ゲイ討伐部隊とグレーター帝国
ЕСБの革命
АГМБカップル探し編
第1話 ゲイ取り締まり部隊АГМБ。
20XX年…。
ロシア連邦で施行された究極の法律が日本、中国、アメリカ、イラン、イスラエル、英国などに伝搬された。
その法律の名は『同姓愛宣伝禁止法』。
この法律はロシアや日本、中国などでは少子化、性病対策、そして欧州が同性愛によって国や文明が滅ぼされた反省として施行された究極の法律だった。
と、同時にこの法律の影響で高卒、大卒、26歳になると何人か、とあるリクルーターにゲイ討伐部隊の隊員として雇われる決まりになっている。
当然、誰でもなれる訳でなくリクルーターから雇われた人間しか雇われず、リクルーターから断れば、処罰される恐ろしい制度だ。
対象国は前述したロシア、日本、中国、イラン、アメリカ、イスラエル、英国等…。
この組織に雇われた若者は男性ならゲイだとバレたら即処刑、そして入局してから6か月以内に異性と結婚しなければ即解雇される。
一方で、この組織に入局し、結婚が成立したら社会的地位向上の保証もされる。
そして、この組織のお陰で上記の国では晩婚率・未婚率が見事に激減した。
その組織の名は、
如何にも怪しい名前だが、俺はこの組織のリクルーターに雇われ、ここへ来た。
そう、医学部の卒業から半年前にロシア政府直属のリクルーターからАГМБに雇われたからだ。
「ここが、例のАГМБか。俺もとうとう、この職員に雇われたか。」
俺の名は、ウラジーミル・ミカエル。
ロシアのモスクワ大学医学部卒の俺だが、とうとうロシア政府直属のリクルーターにより、とうとうこの組織に入る事を決意された。
勿論、この組織の入った以上、6か月以内に女性と結婚できなければ確実に俺の命がないと俺は感じた。
「では、ミカエルさん。これから入局式を始めます。」
ふっ、ここは凄くデカい組織なのか?
だが、俺はここから6か月まで女性と結婚できなければ俺は社会から抹殺される。
そう感じた俺は、入局した嬉しさと恐怖が入り混じっていた。
最も、АГМБに入った後が大変だ。
ゲイだと思われたら即解雇、場合によっては処刑されかねない。
俺はそれを気付きながらここで早く結婚をせねばならないと感じた。
「へぇ~君が、ミカエル君?」
「貴様、俺に何か用か?」
「うん、君がミカエル君でしょ。私の名前は、ナタリア・ミーシャ。モスクワ大学工学部卒。宜しくね。」
「あぁ。」
ミーシャか、そうか貴様もこの組織に雇われたか。
しかも俺より2歳若い。
だから、俺はこの組織に疑問を抱きながらも6か月以内に女性と結婚したら俺は社会が保証されるんだ。
だから俺の目標はこの組織にいる女性の中で結婚にふさわしい相手を誰なのか3か月以内で確認しようとした。
そして、この6か月が俺にとって正念場となるであろう。
この6か月の中で俺は確実に結婚して見せる。
その為には男性同性愛者、即ちゲイを逮捕する為に動かねばならぬ。
俺はそう思いながら、これから入局式を受け入れた。
だが、
「あんたがミカエル君なんだ。」
「お前は誰だ?」
「私の名前は、ベルキヤ・タマナ。」
「成程。それが貴様の名前か。」
俺と遭遇した女子を観察しながら寮へと向かった。
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