1話 プランA始動




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「お前ら準備はいいか?今からクラスマッチ種目決めで授業を丸々潰しちゃおう作戦を決行する…!!」


そう彼らは燃えていた。4時間目の英語の授業を潰すことに…。


朝の朝礼では先生は最初の10分だけクラスマッチの種目決めに当てる荒川先生は連絡していた。


「2時間連続英語の授業とか許せないぜ。」


彼らの心はこの不満に満ち満ちていた。





「さぁ、みんな席に着いて〜授業を始めるわよ〜!」


「朝礼で言った通り最初の10分だけクラスマッチの種目決めに当てます。みんな何がしたいですか?」


予想通りクラスメイト達はバスケ…サッカー…など王道なスポーツたんたんと上げていった。

『普通は』ここで多数決をとり簡単に種目が決められてしまう。


そこで…。



「よしいけ、田中…」


水樹が隣の席の田中に小さな声でそう言った。



「フリースタイルラップ大会がいいと思います!!」



「!?」


クラス全体に笑い声が響いた。

田中は中学からの付き合いでお互いのことをよく知っている仲だった。

苦笑いを浮かべた荒川先生がそれを沈めた。



「いいぞ効いてる…。梅田…!!」

水樹は後ろの席の高校で知り合った変なやつ、梅田竜馬に名前を呼び合図した。




「先生修学旅行がいいと思います!!」



「……。」



彼は天才だった。クラスは数秒の沈黙の後にさらに、大きな笑い声が響いた。梅田にいたってはクラスマッチが何なのかすら理解していなかったのだ。



「もう。いい加減にしなさーい!先生怒りますよ?」


少し機嫌を損ねたか荒川先生は不機嫌そうに見えた。



8分が経過し俺たちはプランBに移行することにした。















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これが俺たちの青春なんだな @Ookusu33

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