第10話 12月18日 桜木南信販・藤崎理玖
どこの街にも暗部はある。
人目につかない路地裏に街金があるのもそういうことだ。ないと困る人が確実に存在するのに、表にあってはならない仕事が世の中にはたくさんある。類は友を呼ぶというが、暗部にはそれに見合った後ろ暗いやつが集まってくる。
この桜木南信販も、綺麗な生き方ができる人には一生縁のない場所だ。
藤崎理玖はここで働き始めて二年になる。
定時制高校で問題を起こして退学になり、児童養護施設に居づらくなって逃げ出したのは十七の時だ。この店の社長に拾われて、なし崩し的にこの世界に足をつっこんだ。
街金といっても昔ほど悪どい商売がやれなくなって儲けは減ったようだが、どうしようもない奴というのは、いつの時代も存在する。ブラックリストに載ってメインバンク系では借りられなくなった奴、ほかの街金で借りすぎて逃げ回っている奴、金利が法律スレスレの数字でも借りるしかない奴がゴロゴロ転がっている。
最近は返済できなくなった客に綺麗な消え方をさせて金をむしりとるという新しいシステムもできて、店の経営も安定しているらしい。おかげでこんな小さな街金でもひっそりと金貸しの仕事を続けられている。金の計算ができない残念な客はウェルカムだ。
昨日来ていた客も元トラック運転手で、五十一にもなって課金アプリにハマっている残念な男だった。
いわゆる重課金者だ。望み通りの当たりが出るまで数百円のガチャを何百、何千回と繰り返すらしい。たかが数百円だと思っていたら射幸心を煽られ、どんどん感覚が麻痺して気が付いたときにはもう遅いというやつだ。
ゲームというよりむしろ賭博に近いのかもしれない。しかも負けるためにするギャンブルだ。永遠に勝てずに損をするだけのギャンブルをしているという自覚が本人にないままにハマっているという意味ではかなりタチが悪い代物だ。
最近流行っているアプリにはこの手の集金マシンのようなシステムが組み込まれていることが多い。まともな大人ならこの罠に気づいて、自分が払える範囲で適度に遊ぶものだが、街金にくるような客にはそんな知能はないらしい。
父親の年金を担保にしてしばらく泳がせていたが、そろそろ限界だった。仕方なく最後の手段を教えることした。きっと今頃はトラック搬送会社の仕事をしている頃だろう。今晩あたりに綺麗な消え方をするはずだ。
ほかにも職場に言えない病気にかかり真っ当な申請ができずに薬代で首が回らなくなっている者や、就活が上手くいかず奨学金の返済が雪だるま式に膨れ上がっている者など、金の卵を産み落としてくれる壊れた客が毎日訪れる。ここはそんな店だ。
今、目の前にいる客も、とっておきの残念な客だ。
話を聞いているだけで藤崎はイライラしてきて、無意識のうちに指で何度も机を叩いていた。
「ただでさえ返済が滞ってるのにもっと貸してくださいって、そんなバカな要求が通ると本気で思ってるんですか」
「これだけ騒ぎになったあとだと、親戚縁者は子供を引き取ってくれません。普通の児童擁護施設でも、預かってる孤児に悪い影響があると懸念して尻込みをされてしまうんです。だからうちに入れたんです。仕方なかったんです」
桜木南こども学園の職員をしているという久城詠子はもともと常連客だった。学園の資金繰りを任されていたが、どんどん経営状態が悪くなりメインバンクから借りられなくなってここに来た。
以前は利子だけは律儀に返してくれる上客だったが、最近は利子の返済も滞っている。借金は膨らむばかりだ。足りない分を自分の持ち出しで補っていたようだが、それも限界になったらしい。もうそろそろ飛びそうだなと思っていたらこれだ。藤崎はため息をついた。
「仕方なくで犯罪者の子供を二人も追加されてもね。借りたものはちゃんと返す、返せない金は借りない。それが常識ってもんでしょ」
客に舐められないように、藤崎は徐々に声を荒げていく。丁寧に対応するのは利子払いのいい客だけにしろと社長に教わったからだ。
「これでもね、俺はあんたらの施設に借りがあるから、かなり多めに貸してやってんだよ。利子も満足に払えてないのにこれ以上っていうのは無理だ」
「そこをなんとか。ほかに頼れるところがないんです」
すがるような目で見られても、出せないものはだせない。
「旦那に正直に言っちゃえば。施設のために家のお金まで使い込みしちゃって、もう大変ですって」
「それが言えたら、こんな所に来ません」
「こんな所って」
藤崎は苦笑するしかなかった。
「こんな所しか相手してもらえない人がいう言葉じゃないよね」
「……すみません」
藤崎はコーヒーを飲み干す。あまりの甘ったるさにヘドが出る。事務をやっている桜に頼むと、必ずミルクと砂糖がたっぷり入ったコーヒーを用意される。いつまでもガキだと思われているようで腹が立つ。来週の誕生日で二十歳だ。もう子供じゃない。
「どうしてもっていうなら、最後の手段があるけど」
女は怪訝そうな顔で見ている。
「本当に助けたいの、そいつら」
「……はい」
「死んでも助けたいぐらいに?」
女が息を飲むのがわかった。
「それは……保険金をかけろということですか」
「まぁ似てるけど、ちょっと違う。もっといいシステムだ」
「あんたが綺麗な消え方をすることで誰かが助かって、それを喜んだ人間が金を出してくれる」
「綺麗な消え方?」
「世の中には悪いことをしてるのに裁かれないやつがいるだろ。そういうやつらを懲らしめる手伝いをする。人助けみたいなもんだ」
「どうして死ぬことが人助けに? 意味がわかりません」
「そう焦るなよ。詳しいことは本当にやる気があるなら教えてやる」
藤崎は視線を感じて、店の外を見た。少年がじっとこちらを見ている。小学生だろうか。髪の毛が伸び放題で、あまりいい身なりをしていないようだ。施設にいた頃の自分に似ているかもしれない。
「あいつは?」
「今回引き取った子です」
「いくつ」
「小学五年生だったかと」
藤崎の父親が殺人を犯したのも、ちょうどそのぐらいの年頃だった。
「あの子の妹が入院したんです。手術に大金が必要みたいで。入院費も払えるかどうか」
「じゃあ、あいつらのせいで借金が膨らんで、あんたの人生は終了ってことか」
藤崎は小さく笑った。
「やっぱりあんたバカだな。犯罪者の子供なんて、助けても何の意味もないのに」
「罪を犯したのは親です。子供に罪はありません」
聞き覚えのある言葉に、藤崎は変な笑いが出そうになった。桜木南こども学園にいた頃に園長に言われた言葉と同じだった。
園長はことあるごとにその綺麗な言葉を口にした。だが藤崎が定時制高校で問題を起こした時、頭に血が上った園長に『やっぱりお前は犯罪者の子供だな』と罵られたことを思い出して、藤崎は苦い顔をする。
相手が先に手を出してきた喧嘩だったが、すべてこちらのせいにされた。いくら説明をしても言い訳をするなと怒られた。あれ以来、綺麗ごとを言う大人は信用していない。
「あんたわかってないよ。どうせ中途半端に手助けしたって、そのあとの人生は地獄なんだからさ」
俺みたいに。そう思いながら、藤崎は女の目をじっと見た。
「あんたのやってることは、ただの自己満足じゃないのか。よくいるよな。可哀想なやつを助けることでしか、自己実現ができないやつ。あんたはどっちなの」
心当たりがあるのか女の目は揺らいだ。
「私だって……最初は本気であの子たちを救えると思ってました。でも、結局なにもできない。あの子たちの人生をすべて背負えるわけでもなんでもない。前にあなたに言われたこと覚えてます。『そんなにかわいそうだと思うなら代わってくれ。できもしないくせに、助けたいとか言うな』って。わかってます。偽善だって。そんなのわかってるんです」
女は泣き出した。
また始まったと思いながら藤崎はため息をつく。
この店にくる大半の客は、追い詰められると必ず最後に泣き始める。嘘泣きをするやつも、本気で泣くやつも両方だ。どいつもこいつも泣けばお金が出てくると思っているらしい。そんなもので金が増えるなら夜泣きをする赤ん坊は大金持ちだ。
「家にいると夫に舌打ちをされます。当てつけみたいに目の前で浮気相手と電話もされます。地獄です」
ろくに食べていないのか痩せすぎの体を震わせながら女は泣く。言葉を絞り出すように声を出していた。
「でもそんな私でもあの施設で働いているときは良い人ですね、すごいですね、優しいですねってみんなに言ってもらえるんです。家でやってることと同じことをしても感謝されるんです」
うっすらと浮かべた笑みは不気味だった。人間は壊れるとおかしな表情をしていることを自覚できなくなるのだろうか。
「あの施設で働いていると、だんだんと自分は良いことをしている、そう思えることだけが生きがいみたいになってしまって。自分より不幸な人間を助けているということでプライドを保っているんです。あの子たちを利用してるのは事実です。酷い人間だと思います」
本当に酷い人間は自分のことを酷いとは言わない。女が思っている以上に正直なタイプだったことに藤崎はイラついていた。
無意識にコーヒーを飲もうとしてマグカップに口をつける。だが一滴も流れてこない。つい先ほど飲み干したことに気づいて舌打ちをする。
「藤崎さんの言うように、最後に人助けをしたほうがマシですよね。どうせいらない人生なんですから」
目の前の女は金勘定はできないが、悪い人間ではないのは伝わってくる。だがもうすぐ飛びそうな相手にやることは店の方針で決められている。マニュアル通りに対応するだけだ。
「ちょうど今、いい依頼が来てるんだ。スポンサーが太っ腹でね、金額的には申し分ない。確実に借金はチャラにできる」
藤崎は女の前にスマートフォンを出した。画面には『綺麗な消え方はじめました』というサイトが表示されている。
「本気で救いたいと思ってるなら死ねるだろ、あいつらのために」
藤崎は空になったマグカップを持って、事務作業をしている桜の元へ行った。座っている桜を上から見下ろすと大きく開いたYシャツの襟ぐりから胸の谷間が少し見える。凝視していたのが見つかる前に目をそらす。わざと音を立てるようにして、桜の目の前にマグカップを置いた。
「ミルクと砂糖、いらないって言ってるだろ」
桜は電卓を叩いていた手を止め、藤崎を見た。
「ブラックだと残すじゃない。もったいないでしょ」
「残したのは最初の一回だけだろ」
玄関の自動ドアが開く音がする。さきほどまで綺麗な消え方のレクチャーをされていた久城が、心ここに在らずといった表情でスマートフォンをじっと見つめたまま店を出て行った。店の外で待っていた少年を連れて、路地裏を抜けて街へ消えていく。
桜は眉をひそめ、藤崎に聞いた。
「また例の仕事? 大丈夫なの」
「だからガキ扱いすんなって」
「童貞のくせに、なにを偉そうに」
「今それ関係ないだろ。つーか違うしっ」
必死に動揺を隠そうとするが無駄だった。藤崎は顔がカッと熱くなるのを感じていた。きっと耳まで真っ赤になっていたに違いない。
必死に否定する藤崎を見て、桜がくすりと笑う。
「同棲してる女が、指一本触れさせてくれないって愚痴ってたのは、どこのどいつだっけな」
十歳年上の桜にはすべてお見通しのようだ。
桜が後ろにまとめている長い髪を撫でるようにして肩にかけるとシャンプーの匂いがした。家で使っているものと同じだ。
「別に愚痴ってねーし」
藤崎がここに来た頃は、脱色をしすぎてパサパサの髪の毛をしていた。同じように髪の色を頻繁に変えている桜の髪がどうしてツヤツヤなのかを聞いたら、いつも使っているというシャンプーを勧められた。おかげで今ではそれなりにまともな髪質になっているが、それをきっかけに身の回りのことを口出しされるようになり面倒臭い思いもしている。
出来の悪い弟の世話を焼く姉のようなつもりなのかもしれない。桜に悪気がないのはわかっているが、うっとおしく感じる時も多い。
桜が藤崎の机に置かれていた筒状の五百円貯金箱を指でトントンと叩く。
「どうせこれだって、その女のために貯めてるんでしょ。何かプレゼントでもするの?」
「そんなんじゃねぇよ」
「じゃあ、何のために貯金なんて似合わないことしてんの」
「家を……買うためだよ」
桜はプッと吹き出して笑い出した。
「普通は家を買う前に、同居してる女にきちんと家賃払うもんだと思うけど。これだからお子ちゃまは。そんなだから男として相手してもらえないんじゃないの」
「うるせーな」
藤崎が嫌がることをわかっていて、桜はわざと子供扱いをする。それにイラつく自分が一番ガキだとわかっているがどうしようもなかった。
桜だけでなく、社長の不破剛までもが藤崎を見てニヤニヤと笑っている。
「また痴話喧嘩が始まったのか」
不破は銀髪のゆるいパーマを後ろでまとめていて、日焼けサロンに毎週通っているのでかなり浅黒い。黙っているとヤクザのような強面をしているが、笑うと途端に子供のような無邪気な表情を見せる。そのギャップにやられる人間は多い。
困っている人をほっておけない人情に厚い男でもある。藤崎や桜も社長に助けられたうちの一人だ。
「若いのに大変だねぇ。溜まってるんじゃないの」
不破は背後から脇腹をこそばしてくる。つい笑ってしまって変な声が出た。
「ちょ、やめてください」
藤崎は慌てて手を払って、不破から逃げる。恩人とはいえ男女関係なくスキンシップが多いところだけは玉に瑕だ。施設を出てからしばらくは社長の部屋に住んでいたが、人が脇腹が弱いことを知っていて、わざと隙あらばこそばしてくるので油断がならなかった。笑いすぎて出てきた涙を拭きながら社長を睨みつける。
「本当もうやめてくださいよ」
「藤崎くん。今晩いいところに連れてってやるから、あと少しだけ我慢しとけよ」
そう言った社長が笑うと舌先のピアスが見えた。これで舐めると女が喜ぶんだよと自慢されたこともある。今付き合っているのは子持ちの未亡人らしい。女には困ってないくせに、定期的にそういう夜の店にいくのは、磨けば綺麗になる原石を探しているからだとドヤ顔で説明されたが、結局はエロいことが大好きなだけだろう。
藤崎自身も年相応な性欲はあるが、いかにもなエロオヤジと仲間だと思われるのは我慢がならなかった。
「行きませんからっ」
「遠慮しなくても。おごってやるからさ」
「だからいいですって。飯行ってきます」
藤崎はジャケットを羽織りながら逃げるように店を出て行った。
寒さに背中を丸めながら路地裏を抜け、商店街のある方へと歩いていく。
藤崎は一ヶ月前に同じ施設で育った女と再会した。初恋の女でもあった。相手の優しさに付け入って女の部屋に強引に転がり込むと、それからずっと同棲していた。
だが、その女と寝たことは一度もなかった。何度かそういう雰囲気になったことはあるが、いつも軽くかわされて笑ってすまされた。
それでもどうしても我慢できなくなり、一度だけ強引に押し倒したら、何の感情もない硝子のような瞳で見つめられた。その表情が今でも忘れられない。世界が一瞬で消し飛ぶボタンを目の前にしても、なんの躊躇もなく押してしまえそうな表情だった。ビビってしまって立っていたものも縮んでしまった。あまりに情けなくて、それ以来手を出していない。
前に社長に連れられて風俗に行ったこともあるが、途中で萎えてしまって最後までイケなかった。好きな女でないとできない体質なのかもしれない。仕方なくいつもは一人で処理している。好きな女と同棲しているのに、このままずっと童貞なのかと思うと泣けてくる。
スーパーの前を通りかかると、見覚えのある少年がいた。中で買い物をしている久城を待っているのだろうか。
少年が藤崎に気づいたのかこちらを見ている。藤崎はゆっくり近づいて少年を見下ろした。小学五年生だと聞いた気がするが、そのわりに小柄だった。
「あのおばさんに、今のうちに感謝しとけよ」
そう言った藤崎を、少年は怪訝そうな表情で見上げた。藤崎はうっかり「お前のせいでもうすぐ死ぬんだからな」と言いそうになり、ぐっと我慢をする。
よく見るとこのクソ生意気な少年の顔を、ずっと前にも見た覚えがあるなと藤崎は思った。いつだろう。そうだ。施設にいた頃だ。
「おまえ、三丁目の小学校に通ってただろ」
いかにも金持ち御用達の小学校らしく、紺色の仕立てのいい制服を着ていたのを覚えている。児童養護施設の前を通り過ぎるときに、藤崎たちを見て勝ち誇ったような顔をしていたガキだ。
「いつも『俺は金持ちの子供でよかった』って顔しながら施設の前を通ってたよな」
ハッとした表情で少年は睨みつけてくる。図星だったようだ。
「残念だったな。どうだこっち側に来た気分は。笑えるぐらい最悪だろ」
少年は目を逸らした。触られたくない部分を隠すために、必死に虚勢を張っているのが伝わって来る。身体中から嫌悪感がだだ漏れだ。とっとと立ち去って欲しいという表情をしている。
藤崎は苦笑した。子供相手に本気で脅しをかけている大人は、かなりみっともない。
こんなガキにわざわざ話しかけたのは、思いがけず同族を見つけたことが嬉しかったのだろうか。それはまるで本当は仲良くなりたいくせに、好きな子をいじめている小学生並みの行動パターンだ。やっぱり自分はガキだなと自覚する。
「まさかエリートの親が犯罪者になるなんて思いもしない。仕方ないよな」
藤崎もそうだった。自分だけは違うと思っていた。あんなやつらとは違うと思っていた。自分の親が人殺しをして、全てを失うまでは。
買い物を終えた女がスーパーから出てきた。藤崎に気づいて会釈をする。両手に持っていた袋の片方を少年が受け取ると、二人は寄り添うように施設がある方へと歩いて行った。
激安スーパーで買った食材が、あの女の最後の晩餐になるのかもしれないと思うと少しだけ心がざわつく。だが追い詰められた女が自分で選んだことだ。関係ない。必死に自分に言い聞かせて藤崎は歩き出す。
こんな日は何を食べれば許されるのだろう。何を食べてもうまくなさそうだ。しばらく商店街をうろついて、入る店を決めかねているうちに呼び出しの電話が鳴った。桜からだ。
「いつまでほっつき歩いてるの。忙しいんだからね」
「先輩たちがセクハラをするんで帰りたくありません」
「ばかなこと言ってないで、早く戻ってきなさい」
一方的に電話は切れた。言葉は厳しいが口調がいつもより柔らかい。藤崎を気遣った桜なりの優しさだろう。藤崎は小さく笑ってから店に戻って行った。
綺麗な消え方はじめましたへようこそ。
ゆうた様。
本日のリストが更新されました。
どの愚者に綺麗な消え方を与えるべきかお選びください。
▼K・E 49歳
本当にこの愚者でかまいませんか?
▼はい
いいえ
では、与えるべき裁きをお選びください。
▼新築マンションの工事現場で死亡
(違法建築を告発するために貢献)
本当にこの綺麗な消え方でかまいませんか?
▼はい
いいえ
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