第5話

2時間後

聖「美希……」(泣いてる)

望結「聖さん……おいで」

聖「美希…」

そのあとの記憶がない。

神様に一つお願いできるんなら

この時の記憶が思い出したい。

でも、わかったような気がする

望結さんを抱いたのだと。

聖「望結さん…ごめ…」

望結「それ以上言わないで…」

聖「え…?」

望結「後悔してほしくないの」

聖「学校行かなきゃね…望結」

望結「うん。行ってくるね」

聖「いってらしゃい」

聖は望結のお家から出て家に帰った。

新米が後ろをつけてくる。

聖「刑事さんなんのようですか?」

警察「刑事さんはやめてください。名前はまいです」

聖「まいさんなんのようですか?」

まい「この事件に犯人の心当たりありますか?」

聖「ある。といったら?」

まい「教えてください!!」

聖「……やだ」

まい「なんでですか?」

聖「おれに利益がない」

まい「そんな…」

聖「ひとつだけ教えてあげよう。犯人は無能だ」

まい「無能…?」

聖「無能王…だ」(なんで自分に無能王って言ってるんだ)

聖「ヒントはそれだけだ」

まい「ありがとうございます!」

聖「まぁ、がんばれや」

それから、そのまいという新米警察のことを調べた。

住所。好きな食べ物。出身地。携帯の電話番号。すべて調べた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る