第9話 バレンタインケーキ の巻

「さぁてチュウさんこれはなんだ」

「いまから話す」

 二人の目の前にある箱の山、チュウはバカ問メンバーを集めて緊急会議および会見体制に入る。

「えーまず最初に話すことはバレンタインについてである」

「ほう」

「今の時代、女が男にチョコあげるだけでなく、男が女に、男が男にチョコあをあげる時代であるっ!」

「な~んか、箱の中身察してきたな」

 見る者の目が冷ややかであろうとチュウさんは話しを続ける。

「そしてさらに今はチョコだけでなく花をあげるやからまででてきた、そこで今回の商売はこれだーーーー」

 と机の上に箱を一つ置くとそれの中身を見せた

「ケーキです」

「「「いやなんでだーーー」」」

*ここでサブタイをもう一度ご覧ください


「しかもこれクリスマスのケーキじゃん」

「え、なんでいまさら」

「流れ的に違うしょ」

「機械でもわかりますよ」

「まぁ待て皆の衆、話を続けさせろ」

 鎮圧をもくろむ男

「このケーキは商店街の連中が作った超長持ちケーキだ、三カ月は持つという代物だがあまりにも余っているんでオレが一個五円で買い取ったんだ」

「ごえん・・・」

「ここで人間はご縁があるよ五円だけにというんですよね」

 ヨメイドの言葉に耳を貸さず続けるお・と・こ

「で、こいつをそのまま及び改良してバレンタインケーキと評するわけでござんすござんすよ」

「あっそう」

「バカ君、君もそのケーキを考えるんだよ、じゃあいってみよー」

「いやだ~、いや毎回これまじに嫌なやつだから~」

「伝わらなければ意味なしなのよね」

 そういってバカはキッチン方面に連行されていった。


「諸君今日の朝飯はケーキだぞ」

「そりゃヘビィだ」

「まぁ毒見なんだけどな」

 そういいながらチュウはケーキを一つ持ってきてテーブルに置く

「まずはこれ洋風ケーキだ、元々のチョコケーキに納豆をはさみさんまをトッピン…」

「次」

 ナナシは言葉と共に用意していたゴミ袋にそれをはたき入れる

「おいバカ」

「バカさん次」

「はいよ」

 無視してでてくる次なる商品は

「ケーキをケーキではさんだケーキケーキ」

 こんな感じのが30分50品続いた


「はぁ、では厳正なる審査を終えたこの品たちを車に乗せてはこんでいきます」

「ん?車ってあの納豆カーのことか?」

「当たり前だ」

「ああ、あれなら家治すための資金として売りましたよ」

「作戦失敗だな」

              THE  END


「そういかん、そうだあいつに頼もう」

 そういうとチュウさんは電話を取り出し電話を始める

「あー俺だよ俺」

「でたオレオレ電話」

「ということで来てくれ頼んだぞ」

「なにがということなんだ」

「来てくれることになった」

「来てくれ、って、竹すぎさんですか?」

「違う、ほらもう音が」

 外から騒音が聞こえてくる

「これはヘリ?」

「そうだ」

 そういうと外に飛び出す一行

「どうやら公園に降りるつもりらしい」

 やがて一機のヘリが公園に着陸した。

「出てきたぞ」

「紹介しよう元天才塾軍隊コースの大佐だ」

「久しいな、で用事とは?」

「まーた天才塾か」

 

「なるほどでは応援を呼ぼう」

「よしみんなはこのヘリにケーキを詰め込め」

「まさかこれに」

「そうだ、急げ」

「まさか空飛ぶコンビニとか始める気じゃ」

「違う、配りに行くんだ」

「えっ!!売るんじゃ」

「誰も売るとは言ってないどろったくそんなに驚きやがって、たまにはこういうのもありかなって思っただけだ」

「今夜は天変地異だな」

 バカは世界の終わりを予感した。


「まさか1個小隊が駆けつけるとは」

「よっしゃ~出発じゃ~」

 ヘリはエンジンをふかせ、羽を回し空を舞う

「今思ったけどこんなビルが多いところをこんなでかい軍事ヘリで通って大丈夫か」

「・・・知らん」

「旋回します!!」

 ヘリが大きく旋回するもプロペラはビルに案の定激突する。

「あ~あ」

「まだ行います、あれヘリの調子が!」

「これはオチが読めた」


病室にて

「でケーキもヘリもめちゃくちゃに」

「おまけに損害賠償か」

「さらに入院つき」

「やっぱりいいことなんてするもんじゃないな」

「主人公が言うセリフかよ」

 教訓:なれないことはするもんじゃない

                         つづく


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