第2話 セルリアンとの闘い
ホワイト・ドラゴン・ロードこと俺は今日もケモノフレンズを観察している。
今は夜である。サーバルとカバンがセルリアンに襲われているみたいだ。大きさは、BOSSぐらいか。
おっとカバンにセルリアンが近づいて攻撃!それをサーバルがカバンを捕まえて避ける。そして、サーバルの自慢のツメがセルリアンを攻撃!!
と 思いきや、空を裂く!カバンのアイデアで石を思いっきり何個かセルリアンへ投げる!それがセルリアンの目に当たりセルリアンは消えて行った!!お見事!!
......おっと、つい夢中になってしまった。らしくない。いや、らしくない事もないか。偶にあることだ。
俺はカバンがヒトだという事は知っているが、子供でも知能レベル高い方だと俺は推測する。
カバンがいて、サーバルがいて他のフレンズ達がいる。やはりケモノフレンズ達を観察するのは愉しい事だとつくづく思わされる。
よし、彼奴らの会話も聞いてみるのもまた一興。
「ハァハァハァさっきのセルリアンかなりすばしっこかったね!!」
サーバルが言った。
「うん、そうだね。やっぱりセルリアンは怖いよう」
カバンが言った。
「ん!何かの視線を感じるよ!!またセルリアンかな」
うむ。サーバルよ、そこの後ろの木にいる。
しかも盾付きだ。
「えぇっ、またセルリアン!?疲れちゃうよ〜 あ、ホントだ サーバルちゃん後ろ後ろっ!でかっ!!」
よく気がついたカバンよ。そうとてもでかいのだ。ジャパリバスぐらいはあるか。
おや、もう石を持っているみたいだ。さっきの作戦でいくのか?
「えぇ!ホントだ!これをくらえ〜!」
「パキンッ!」
セルリアンの硬い盾が弾いたようだ。
「サーバルちゃん僕に任せて!」
「うん!」
カバンは目とは全然違う方に石を投げ、セルリアンは盾でそれを弾く!だがその隙に、
カバンはもう一個の石を目の方へ投げた!
見事、目に当たり、セルリアンは消えて行った。
「ハァハァハァすっご〜い!カバン君!よくできたね、あんな事!」
「うん、盾は一つしかなかったし、目から遠い方へ石を投げたあと目を狙ったんだ。そしたら上手く行けたよ」
いや流石だな、カバンは。よくあの数秒であの作戦を思いついた。
「僕、さすがに疲れちゃった。もう寝るね」
「うん!お休み!カバン君!」
「相変わらず元気だね.....」
「うん!夜行性だから!!もう寝ちゃったか!」
俺は今日の観察を終えることにした。
明日も観察を続けるとしよう。 あれ、そういえば今日はあまり、かみのフレンズを見ていない気がするが......
えーっとこっちはジャパリパーク域とは時間が反対だから昼の11時.....今日は天界日で平日だから学校ある!ついつい時を忘れてしまっていた。
やれやれこれだから、ケモノフレンズ達の観察は飽きないのだ。
早く学校行って先生に謝ろう。
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