ドラゴンが出てくるのが少ないけれど、異世界生活の草むしりという点が気になり思わず読んでしまった。薬草つくりのノウハウも面白い。娘と思われる人物が最後に登場するが、この人物を主人公にした物語は何時読めるのだろうか?期待しています。
最初の十数話を読んでの感想になります。主人公は奇抜なパターンで異世界に行く事になり、その世界特有の理由で学生になって魔法を習っていきます。総括すると、よく見かける異世界ファンタジーなこの話。さて、何故この序盤でレビューを書くかと言えば、文章構成が少々手を抜いているからと言わざるおえないですね。ライトノベルにも読みやすい文章はあると思うのです。シナリオ周りの大筋は変えずとも、一度表現や語尾の書きわけをやり直せば、大分評価も変わるんじゃ無いかなと思います。
主人公が鈍い、純愛な点はとても好きなのですが、淡々と進みすぎていて、感動シーンや主人公との友情などは全く感じられませんでした。また、読んでいくうちに次話へ進みたいという気持がだんだん薄れてしまいました。あと、個人的なことですが主人公の漢字の名前がどちらも下の名前っぽくてよく読み違えてしまいましたのでこれから読まれる人は気をつけてください。
設定と登場人物の反応と物語の展開がミスマッチ。ゲームシナリオとしては面白いかもしれないが、小説としてはイマイチ。魔力値の単位基準、主人公が使っている植物が「雑草」という適当な記述でお茶を濁されている、ゴブリンの立ち位置と敵対理由が曖昧。など、練り込みと改稿があれば面白い、かも?
魔法が何故上手く扱えるのかの設定が面白いです。主人公がどうやって強くなっていくのかも見物ですし、キャラの特徴もしっかりと描かれています。戦闘シーンも分かりやすく、状況がすらっと入ってきます。私も小説を投稿していますが、この小説は私自身、勉強になっています。これを機に、皆さんも読んではいかがでしょうか?
ボリュームが欲しいと思いましたが、これはこれで。次の展開が気になる作品ですね。