第26話 童女と兄と、俺
ある日、兄は童女を家につれてきた。
それが始まりだった。
その童女は可愛くて、白い肌が透き通っていた。
兄は自然科学実験というアルバイトをしていた。それは子供たちに科学の面白さを教えるというアルバイトだ。だが、その相手が童女だとは知らなかった。童女をお持ち帰りした理由は童女が親からの虐待を受けていたことだった。
兄は俺に「この子見ててくれ。今から児童相談所に連絡とってみるから。」と言って俺ら二人だけにしてリビングを出ていく。
だけど、俺はそんな事しない。
興味が湧いたのだ。理性という糸がプツンと切れた。
追いかけて、近くのあった分厚くてあるだけで腹立たしい参考書の角で兄を殴って気を失わせた。はじめて参考に枕以外の使い方があることに気づいた。
兄の部屋に兄を椅子にくくりつけ、閉じ込めた。
その後は時間がたっぷりあった。
俺の両親は海外で暮らしているため、この家は兄と俺の二人暮らし。こんなにもラッキーなことはない。鼻唄を歌いながらリビングに戻った。
胸が高鳴る。
温かいココアに睡眠薬を入れ、童女に渡した。
童女が眠るところを見守る。
服部優という人物は若さに以上にまでの執着心をもっていた。
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