9月23日から25日の詩

君の肌に触れた矢先

木々の会話に気がついたほとり

僕に聞こえた音は ひたすら僕の心の音で

君に聞こえることをひどく怖がった


川の流れが向かう先

午後四時半の日の光

僕の頭にあったのは 時よ止まれという思いで

君に打ち明けることをひどく戸惑った


遠くの遠く そのまた遠くに行ったなら

いっそ行ってしまったら

誰よりも君に近づくか


奥の奥 真っ暗闇に潜ったら

いっそ潜ってしまったら

どこよりも眩しく見えるのか


ふと重なる二人の声に

そらした視線の映る景色

季節が変わる頃には また会えるという希望で

この願いは二人のものだと確かめた


もっともっととねだる君に

さらにさらにと尽くす僕に

10分ごとにたち消えるのぞみなど 来なければいいと漏らして

この握った左手に僕を託した


走って走って 息が止まってしまったら

はたと止まってしまったら

手を差し伸べてくれるのか


叫んで叫んで 喉が枯れてしまったら

からと枯れてしまったら

僕と結ばれてくれるのか


僕と結ばれてくれるのか

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