1間1-4
私たちにはそれぞれ制約がある
未来予知ができるミツバには自分の死期は変えられない
それは決定事項であり、未来を変えてはならないという理念で動いている
その昔、自分の死期を変えようとした嫉妬の魔女がいたそうです
その魔女はまだ死にたくなくて死ぬはずだった場所には向かわず違う道を歩いていたそうです
未来と違う道を選んだ魔女は、足元の石ころにつまずき道路に転がってしまいました
その時通りかかった馬車に偶然はねられてしまったそうです
その事故は本当に偶然だったのだろうか?
そのことがあり死期を変えようとするものはしばらくの間はいませんでした
数百年過ぎて、また同じようなものが現れました
その魔女はどこにも行かず部屋に閉じこもっていました
心配した魔女が部屋に入ると魔女は心臓を抑えてなくなっていました
それはまるでどこに逃げようと何をしていようと絶対に逃げられないという
メッセージのようでした
それが運命なのだと、後の後継者はあきらめざる終えなかった
ミツバの日記より。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます