ねこうさぎ党の世界戦略
党は国家と民族を必要としない。党の目的は人類の普遍的な救済であり、国や民族を問うことがないからだ。ありとあらゆる土地の人民を救うために、すべての国家に拠点を設置することを推し進める。党には国境が無いので、どこの国にも進出できるし、どこの民族をも受け入れることができる。
それゆえに党は国民国家から敵視される。自分たちの根幹を否定し破壊するからだ。そうなれば、にゃういずむに反感を持つ諸国は、同盟を結び、1つの陣営を作り上げるだろう。 貧困層を取り込み、世界規模の勢力となったねこうさぎと、反ねこうさぎ陣営による冷戦の幕開けとなるだろう。
冷戦は平和でないわけでなく、これは新しい形の平和となる。なぜなら世界を分かつ大勢力同士が争えば、それは世界に破滅的な影響が及ぶ。ソ連とアメリカが全面戦争しなかったのと同じことだ。結局ねこうさぎと反ねこうさぎは直接争うことなく、世界中で幾度も小競り合いを繰り返すだけで、破局には至らない。恒常的な小競り合いは日常となる。新時代の平和な世界だ。
ねこうさぎは世界の完全な解放を望まない。なぜなら敵がいなくなるからだ。歴史上、強大な敵が消え去り、残った勝者が驕慢と停滞に陥る例は数多くある。例えば諸葛亮が死んだ後、魏の曹叡は最大の敵がいなくなったことで気が抜けたのか、奢侈に耽るようになった。
このような例があるため、常に圧倒されない程度の敵対勢力を必要とする。先程述べたような、冷戦的平和が最も好ましい状況である。ライバルの存在が、自身の成長を促すのは、世界戦略レベルでも変わらない
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