第2話 昇華覚醒と狂気の力 禁忌の敵 ケレス ゲルガウス ブレスト

水芝「そうかワタルに聞いてたか…そう…だったな!… 昇華覚醒の力を…!」

思いだしたかのように自分の木造建の家の壁にもたれかかりながら腕を組む水芝、ナッシュにとってはそれが水芝が昇華覚醒の力を忘れたふりをしてたのか本当に忘れてたのか少し懐疑的だった



バン「いや…でも水芝さん!まだ少し早いですよナッシュに昇華覚醒の力は…」

バンは半分何かを隠しているような様子もありながら半分純粋にナッシュにとって昇華覚醒の力が危ないことを心配してくれている様子だった。




ナッシュ「その昇華覚醒の力ってのが渉さんを探す手がかりになるってんなら尚更だ教えてくれ!バン!お願いします水芝さん!」

新しい力を経て新しい世界を純粋に知りたい衝動もあったが、この時のナッシュはワタルのことを早く見つけ出したい一心で、焦り、悲しそうな顔で昇華覚醒の力を欲した。




水芝「う~ん確かに教えたいが、バンの言うことも一理あり、ひっかかるんだよなあ、どーしたもんか」


ナッシュが思った通り、少し教えるのに抵抗があるから半ば忘れてたふりをしてたかのように、水芝は口に手を当て困った顔をし、考え込みながら、同じ場所をぐるぐる歩き回ったり、頭を抱えながらうろうろしてた。




???「よお~俺も邪魔するぜ水芝ァ」

でかく豪快な声が、水芝の家の屋根の一部である藁を吹き飛ばしそうになるくらい震撼させた。

夕日が暮れかけている静かな夕暮れの景色と土地の水芝の家なので、更に迫力が増して聴こえた。



ナッシュ&バン&水芝「!?」 

歯を喰いしばり下顎を出して驚くナッシュ。

クールでいつもドンと構えているが、珍しく驚き眼を見開くバン、

二人は一瞬顔を合わせ、そのあとすぐさま立っている水芝の方に眼を合わせる。


水芝は抱えてた頭を離し顔を上げる。


それと同時に険しい顔になり家に飾ってあるトンファーと黒い木刀を持ち両手を武器で満たす。焦った様子で中途半端な構えになる水芝。


水芝「敵かっ…ナッシュ、バン、お前ら俺の後ろにっ…ていやこの声は…」 ビリビリと光を放ちながら完全に臨戦体勢に一瞬入りかけた水芝


バンは慣れた様子で手際良いステップで指示通り水芝の斜め後方に回り、水芝の家にあるナイフを左手でとり右手に入れ替え中腰になり構える。


ナッシュは突然の事態にどうしていいか分からず、とりあえず水芝と、バンの様子を見て、バンとは反対の、水芝の左斜め後方に滑り込み、慌ててとりあえず服から自前の黒いサバイバルナイフを取り出す。


一般人が入ってきたら間違いなく呆然とするような三人の臨戦体制、というか警察とかがきたら捕まるのじゃないかというぐらいの三人の構図。



剛来「おっオイオイ…俺だよ!何年の付き合いだと思ってんだよコウ、…」

逆に慌てた様子で両手で落ち着けと言わんばかりに手を伸ばしのけぞる剛来


水芝「なんだ……やはりお前か脅かすな剛…フゥ」

ため息をつき、安堵しながら片眼を閉じ、口はやれやれといったように少し笑みを浮かべたように見えなくもなく、トンファーと黒い木刀を元の壁に飾ってあった位置にしまいながら、普段のキリッとした立ち振る舞いや姿勢に戻る水芝。

ナッシュはともかく、水芝と、バンにとってよほど驚いてしまう条件の状況だった感じだ。


バンも同じく安堵して尻餅をつき改めて座り直し、ナイフを再び飾ってあった場所にしまい、気を落ち着けるかのように、水芝の家の玄関の反対側にある窓の方から見える岬と沈みかけの夕日を眺める。


どうやら緊急事態には、水芝の家の壁に沢山、四方に飾ってある武器類は勝手に扱っていいように許可されているようだ。

特にバンが手にしたナイフは、丁度バンの為に水芝が普段から修業等の為に貸しているナイフでバンが使い込んでいる様子がみてとれた。


ナッシュはそのことは知っていたが、いざとなると、中学からいざという時の為に、常に懐に忍ばせてあるサバイバルナイフを反射的にとってしまっていた。


人間いざという時は長年の習性が行動にでるものだと三人そう改めて思った。


ナッシュは慌ててナイフをしまう。


ナッシュ「スイマセン剛来さん…。」

ナッシュは慌てて恥ずかしそうに謝る。

バン「いや今のは臨戦体制に入って当然の状況だった。」

真顔でナッシュに説明するバン。


剛来「おい…お前一ヶ月で大分変わったな。」

戸惑いながらバンにつっこむ剛来。


水芝「まあ俺が一ヶ月でいざという時の為に教えたしよ…コウスケの昇華覚醒の儀の時みたいに狙ってか、そうでないか丁度よくキドラが殴り込みにきたら困るからな。」

笑いながら、バンが岬に来るようになってから、一ヶ月でバンに戦闘のノウハウを教え、ここまで育てたんだぜといわんばかりに剛来に自慢する水芝。


バンの動きに感心し、自分があそこまで洗練された動きができるか不安になるナッシュ、一方でやりとりのワードに疑問を抱くナッシュ。


ナッシュ「(コウスケ…?いやまさかな…)覚醒の儀の話してる時に、

前に誰か、邪魔しに殴り込みとか、奇襲してきたやつているんすね!」

コウスケという名に聞き覚えがあったかのように反応するが、あえて聞かずそれより前に、殴り込みがあったことに感心を示し、驚いた顔で興味持ちながら問うナッシュ。



水芝「ああ……ちょっとな…たびたび岬や俺の家に殴り込んでくる輩がいるんだ。」


バン「昇華覚醒の儀始めようとして、奇襲かけてくるやつ確か結構多いんすよね。」

バンも戦闘ノウハウ叩き込まれているが、やはり岬のメンバーになってから一ヶ月なので、あまり多くは知らない様子だ。


水芝「一番多いのはさっきいった【キドラ】て奴だな面倒くさいぜ、アイツ。

もっとも、昇華覚醒の儀関係なく、殴り込みちょくちょくしてくるから昇華覚醒の儀の話とか関係なく、前はたまたまタイミング重なって襲われたのかもな。」

面倒くさそうにキドラという者を語る反面、好戦的な人間を憎めないかのように話す水芝。


水芝ほど夕日の岬の人間のまとめ役で、更にくせ者揃いの【夕日の岬七幹部】の面倒までワタルの代わりに見てる、夕日の岬一几帳面で冷静で合理的で頭がキレる人でも、好戦的な人間が好きな一面に意外という気持ちのナッシュ。


剛来「血の気の多い奴は俺も嫌いじゃねーけどよ【キドラ】と【インドラ】の場合事情が違う…恩を仇で返されてる気分だぜ!まあ次俺いる時きたら、くる気なくすぐらいボコボコにするがな!ガッハッハッ!」


バンとナッシュが遠慮して座ってない二つの椅子の一つに、ふてぶてしく寝そべるように腰かけ語る剛来、剛来が岬の人間の中でも、ワタルも入れても一番水芝と付き合いが長く深い中であることがみてとれたナッシュ。


ナッシュ「その恩を仇で返す…てそのキドラて人とインドラて人、友達だったんですか?」

ナッシュはそう言いながら、

また興味深々に地べたにあぐらをかき、質問しながらぴょんぴょんと跳ねる。


剛来「ああ?んなもんじゃねーけどよ…アイツらはな一応…」

ガサツに骨董品市場で買った髑髏のネックレスを握っていじりながら、ナッシュの問いかけに応じようとする剛来。


水芝「いや剛来…あの二人の話は今はいい…。」

「直情的で義を重んじる性格で、しかも根っから好戦的なナッシュには今話すことではない…!」

それ以上はと言わんばかりに、剛来の話を制止する水芝。


バン「(ああーなるほど…今はしない方がいいかもな確かに…)」

バンも事情は完璧には知らないが、話の流れで察知しナッシュの性格分かった上で水芝の制止の意図を察する。







剛来

「分かったけどよ…それより難しく考えてねぇでよ、ナッシュはワタルに話聞いて、ワタルを見つけ出したいが為にも、リスクは重々承知の上でよ、こーしてお前に頼み込んでんだ!ワタルがいたらどーするかなんて分かってるだろ、コウ、ナッシュの為にも、バンの為、…そしてワタルの為にも昇華覚醒の力を教え伝授させるべきなんじゃねーの?」

大体三人の話を水芝が思ってたより、聞いてて理解していた剛来。



水芝「話聞いてたのか…」

驚く水芝


剛来「お前ん家古いからよ…声が駄々漏れだったぜ?」ニィ

長年の付き合いのせいか一々からかう様子の剛来。


剛来「というかいきなり入られたり、話聞かれて困ったりするなら家もっと改装しようぜ。」

あくびをしながら水芝に提案する剛来。





水芝「そりゃあそーだが…というかそれでもどっちにしても剛!お前な、このワタルが行方不明になったっつー非常事態にいきなり入ってくるなよ!

昇華覚醒の話が出そうなぐらい岬がパニクる事態なれば、この時期狙って覚醒者を出すまいと誰が襲ってくるか分かんねーよ!お前の声でも確信にいたるまでに一瞬本気で臨戦体制に入っちまった!久々によ、…最悪禁忌の三人相手も想定して本気なったわ」

笑いながら焦って言い返す水芝。



剛来「ワリィワリィ言われてみればそうだな…いつもの癖で、ノックぐらいしたがよかったなて…まだビリビリしてるぜコウ!ガッハッハッ!!」

また剛来の大きな笑いで家が響き屋根の藁が揺れる。



水芝「笑い事かよ、(困惑)」

呆れながらもう一つの椅子に座りテーブルに肘をつき、ため息を吐きながら頬杖をつき剛来を見る水芝。



ナッシュ「禁忌の三人?」

ナッシュは新たなワードが出るたびにあぐらをかいたままぴょんぴょん好奇心旺盛に聞く



バン「ケレス…ゲルガウス…ブレスト…。」

「渉さんが岬の人間に言ってる『何があっても手を出してはいけない三人』のことだ。」

少し言っていいのか戸惑いながら、水芝の眼や様子を伺いながら話すバン。




ナッシュ「ケレス、ゲルガウス、ブレスト…そいつらそんなヤバいのか?」

ワクワクしながら、また質問しバンや水芝や剛来の方に身を乗り出すナッシュ。

基本的にはやはり根は好戦的で、いつも刺激に飢えてる様子のナッシュ。


水芝「そのうちの一人、…ゲルガウスには剛来はボコボコにされてるしな(笑)」

珍しくからかうように笑い剛来を見る水芝。



剛来「んだとテメェ!…

いいかあの勝負は不意打ちつかれなければ勝ってた!…不意打ちつかれなければな!でなけりゃあんな素人に俺が負けるか!」「まあコウの場合は不意打ちなしでも負けるがな!」

少しムキになり、水芝に俺の方が強いんだと言わんばかりに、水芝のからかいを切り返す剛来。


気まずそうに座りなおすナッシュとバン。

ナッシュは自分のサバイバルナイフをいじり眺め、手入れをして気まずい雰囲気から逃げている。

そんなナッシュをみてとりあえず立ち上がり、自分の左手のブレスレットを右手で伸ばしたり縮めたりして、いじりながら窓の外を眺めるフリをするバン。



水芝「お~と挑発には乗りませんよぉ~不意打ち怖いでちゅね~剛来くん(笑)素人の不意打ちは(笑)」

切り返した剛来だったが水芝には剛来の皮肉や挑発が通じず、頬杖をついたまま更に笑ってからかう水芝。



剛来「テメェ…」ピキピキ 表情は笑いながらキレる剛来。

剛来の座ってる椅子が振動しながら、右手に拳を握り、その拳を不思議な力で光らせる剛来。



バン「またか…渉さんいなくなったらすぐコレだよ…」

窓の外の岬を眺めた姿勢からあきらめたように振り返り、頭を抱えながらため息をつき、水芝と剛来を見たあとナッシュに眼くばせするバン。


ナッシュはバンと眼があったあとサバイバルナイフを懐にしまい、剛来の右手の光を不思議そうに見ながら思わず昇華覚醒のことを思い出す。


ナッシュ「あのー俺の昇華覚醒の伝授は…?」



剛来&水芝「忘れてた」


その場でズデンと転ぶナッシュ


ナッシュ「マジすか…頼みますよ…水芝さんまで(笑)」困惑しながら苦笑いするナッシュ。


本題に意識が戻り、早く力を得たく落ち着かない様子だ。


立ち上がりながら、急かすようにバンと水芝と剛来を見る。


バン「いやー、…でもなあ…」

頭をかきながら水芝を見て、まだナッシュには早いと心配そうにするバン。

それもそのはず、ナッシュは岬に初めて来てから二週間しか経っていない。


水芝「その件はもうこのゴリラ(剛来)に同意見だ、バンの気持ちも分かるが、すぐ伝授できる見込みがなければ、その話自体をワタルはナッシュにはしなかっただろう。」

少し剛来に悟らされたかのように、昇華覚醒

の儀をナッシュにすることを決意する水芝。



バン「やるんですね…時期尚早で反動きても俺は反対しましたからね」ゴクリ

仕方なさそうにいうが、危険も伴うのでまだ納得してない様子のバン。

ナッシュ「(早く力得てぇー)」ウズウズ

剛来「(誰がゴリラだ)」


水芝「よしじゃあやるぞ!剛来フォロー頼む。」

そういうと剛来が座ってた椅子にナッシュを座らせ、

ナッシュの右肩を掴む水芝



バン「マジか…」

バンも決意を固める、両腕のブレスレットを外し服装も身軽にし深呼吸して立ち上がるバン


ナッシュ「よっし!!」

ナッシュはものすごくうれしそうにガッツポーズをし、バンがブレスレットを外したのをみて、念のためサバイバルナイフを懐から取りだしテーブルに置く。


バンがさっきまで外を眺めてた窓から風が入り、ナッシュの銀髪がサラサラとゆれる。夕日は沈みかけで、岬の埠頭が鮮やかにナッシュが座っている位置から見え、脳裏にワタルの無邪気な顔とワタルがいっていた力を得て「新しい世界がお前を待っている」という言葉がよぎる。



剛来「フッこれこそ俺がいなきゃ始まらないだろーが!」

意気揚々とナッシュの後ろに迫力を放ちながら、水芝とのじゃれあい喧嘩から頭を切り替え、右手の光を一旦消し、髑髏のネックレス、バンのものより重そうなデカい両腕のブレスレットを取り、床にほおりなげ床にドシィンと音が響く。

kg(キログラム)単位ありそうな響きだった。

そのままナッシュの右肩を剛腕で掴む。




剛来「バンお前も念の為負担減らす為手伝え!」

すぐにくるように急かすジェスチャーでバンを呼びつける。

そしてもの思いにふけながら剛来もまた岬の埠頭を見る。




バン「マジっすか…。」

といいながら、やっぱりと思いながらナッシュの背中に手を当てる。



水芝「悪いなバン頼む、ナッシュレベルなると三人いるかも。」

申し訳なさそうにいう水芝だが、想定内という顔でもある。




ナッシュ「ワクワク」ワクワク

ナッシュはワクワクしながら眼をつむる。




バン「ワクワクしてんじゃねーよ…ハァ…(大体昇華覚醒は一人~五人だがナッシュは三人か…見込みはあるってことか)」

溜息をついたあと、少し嫉妬したような表情をみせるが、また気を取り直しナッシュの背中に当てた手に集中する。



水芝「いくぞ!」

剛来とバン、そしてナッシュに呼びかける。

水芝の手から金色に輝く光が出る。

激しく光が更に輝き始め、段々勢いを増す。



剛来「オオッ!待ちくたびれたぜ!馬鹿やろう!」

岬を見ていた剛来だが水芝の掛け声を聞きナッシュを握ってる左肩に集中する

剛来からも光が出ている


バン「やっぱ二人とも凄い闘気(とうき)オーラっすね!」

昇華覚醒の儀は引き出す者達が闘気オーラというパワーを使うので自分自身が引き出してもらったばかりのバンはしんどそうに笑う

バンの手からも光が出る!




ナッシュ「ガッ…!ぐおおおっ!オッオッ…!?…なんだコイツァアア!!」

余裕をかましてたナッシュだったが一気に三人に闘気オーラを当てられ

一気に三人に引っ張られる感じで身体から体力が外に出ていく感覚とともに長距離走を何回も全力疾走させられている気分になり一番きつそうになるナッシュ、汗を滝のようにダラダラかき始める


水芝「特化属性はいくつかあるが…一番特化してるのは!…氷っぽいな…他はわからねえがっ…!だが覚醒具合が激しいが故に闘気オーラも凄まじいレベルか…まあ妥当か…あとは最大まで出し切り自分でコントロールして収めてもらうだけッ…!ゼェゼェ… ナッシュ…!…動機は?」





剛来「わかんねーの!?グッ……コイツァきつい!ぜぇっ!…  いや…確かにだな…俺も氷以外の複数のうようよとした…ヒュッヒュ…ぐおおお…このいくつかある特化属性はわからねーな!ぐおおおッ! というかこの闘気オーラの激しさとこの手応え…ゼェ…ゼェ…! これはもしかしたらもしかすると狂化覚醒…狂化の兆候もあったり…なんてな」剛来も


水芝「…ハァハァ…流石に…!んなわけあるか馬鹿!ゼェゼェ!」


ナッシュ「え…何言ってっか全然わかんねーすけど…」

凄くきつそうな中水芝の問いと水芝と剛来の会話に必死に思考を巡らせるナッシュ




バン「お前がここに来た理由とか…!…変えたかった…!…ものとか……!…ここに来る前不満に思ってたことを思い出せ……!」





ナッシュ「俺は……!…中学時代は……!仲間に恵まれリーダーポジション……だったが…高校では気付けば……学校の奴らの………浅いノリや浅い関係冷めた雰囲気に……!…ウンザリして満たされるよう変わろうと思いバンに…!…!…心交わし岬にきて渉さんや水芝さんや剛来さんや岬の皆に会えて…!…………特別な自分の居場所が出来て学校の浅い奴らを………見下す感じになるまで誇りに思うようになった……!…捻くれた考えかも知れねーが…!……事実本音そう……だから!……仕方ない… ……軽蔑するか?…。」

すごくきつそうに喋るナッシュ…だがナッシュのその顔には心から本音を言えてスッキリした清々しさがあった




バン「よし……その時の優越感や…自分なりの誇りに思った…!…価値観を強く…意識し続けるんだ!…それが昇華覚醒に…!必要な力と気持ちだ!…軽蔑なんてするかよ…!その偏りこそがッ!昇華覚醒に…!必要なんだ……!…大体偏りって…!聞こえは…悪いが…深い絆をっ!大切にするならよ…!偏っていようが何だろうと…そっちのがマシだ!…!」バンのナッシュの背中に当てた手の闘気オーラが輝きを増しその周りの炎が激しく燃える




ナッシュ「バン…!そう言ってくれると助かる…」きつそうな中そのきつさとは別に涙を滲ませながら再びバン達や窓の向こうに見える岬を見るナッシュ





水芝「おっきてるきてる!……その感じだナッシュ!…炎のようにほとばしり光る闘気オーラがナッシュお前の身体から溢れ包んでるぜ!バン!ゴリラ!……しっかり…サポート頼むぜ!」

水芝のナッシュの右肩に触れてる闘気オーラからより光が輝く




ナッシュの身体が黄色く光る。そして段々その周りのキラキラ輝く。閃光のように輝きを増していく。この光こそ昇華覚醒による力【闘気オーラ】である





剛来「お前こそヘタレんなよぉ…このモヤシ!……ナッシュそれでいい!……ガハハハッ!」

更に剛来のナッシュの左肩に当てた手からも輝きが増す!


水芝&剛来「来てる来てる」


ナッシュ「ハイ!マジでアザッス!……水芝さん!……剛来さん!頼みます!」

光がナッシュ勢いよく全体を覆う

ナッシュは礼をきつそうにいいながら光に見とれる

「(なんて…力…なんて綺麗な…なんて凄い…世界だ!…)」

ナッシュは光の向こうに今まで退屈に通ってた学校生活と自分の姿を見る…そして今からの日々のワクワクを想像しながら…ワタルを探す使命感にも燃える




水芝「あいよ!…いいってことよぉ…!きてる!きてる!」

きつそうに笑うが想像以上のナッシュの覚醒に疲れを忘れ始める



ナッシュ「これが俺の…力…これが…昇華…覚醒…!」グッと拳を握るナッシュ。




バン「ナッシュ…、偏りや負の感情は人間誰しもあるんだ、……その感情をむしろ…大切にすることで!昇華覚醒は完成する欠かせない…ものなんだ!………お前のその…感情を誇れ!その感情が…光になる!」




ナッシュ「俺のこの感情が…昇華覚醒の力を…!引きだしてるのか…!」




剛来「おうよ…バンも…一ヶ月前に初めて…岬に来た時に…は…お前と似たようなこと言ってた!…お前らは似た者同士だ!ガッハッハッ……誇れ!」




水芝「そしてその力で、…!その光で…!お前自身を…!そしてワタルを救ってくれ!」



ナッシュの輝きが少しずつ整い始める



剛来「コウの馬鹿と俺やバンや他の岬の仲間だけじゃ…ワタル救う……のに…力が…!足りないかもだしな!」




ナッシュの闘気オーラが完全にナッシュの体内に縮小され宿る

ブシュウウゥ…。



バン「昇華覚醒の儀…成功です…ね!」

今にも倒れそうで半眼開きになってるバン




水芝、剛来、バンがナッシュから手を離し安堵の息をつく。




水芝、剛来「ブッハァ!……!待たしたな!これがお前の力だナッシュ!」




バン「これで更にナッシュも新しい世界の扉を開いた!普段退屈に過ごしてた学校ですら猛者がうようよいてその世界で闘い続ける運命になるが今更後悔するなよ?」バタン


倒れしりもちをつき両手をつくバン




ナッシュ「…フッ!そういうことか!後悔なんかするかよ!俺はこの力で学校で闘い人生の答えを探しながら、そして渉さんを救う!」




「水芝さん 剛来さん本当にありがとうございました!俺この力で前へ進みます!今までの腐った日々を取り返し過ぎるぐらいに!」

拳を握るナッシュ


ナッシュの一寸の曇りもない決意の瞳が水芝と剛来とバンに伝わる

水芝「おう!」




剛来「お前ならお前の学校にいる覚醒者ともしばらくしたら闘えるようになる!見せてやれお前の力を!」

剛来が満面の笑みで笑いグッドのサインを出す




ナッシュ「ハイ!……バンついてきてくれるか?」

手を出すナッシュ




バン「何を今更!…俺達は相棒で兄弟!…だろ?」

バンも手を座った状態から笑いながら出す





ナッシュ「おう!」

岬を見ながら拳を合わせる二人




水芝「ただ…禁忌の三人には何があっても手を出すなよ、もちろんバンお前もだ!」

いきなり警告をする水芝。



「冥王ケレス、獣王ゲルガウス、竜族の王こと竜騎士ブレスト、そしてそれに拮抗する暴走台風の異名を持つ風紀委員長祇園京介にも念の為だ!他にもヤバい奴ゴロゴロいるが名前上げてたらキリがねぇ!だが今言った禁忌の三人と念の為風紀委員とは絶対に揉めるな!目が合ったり同じ場所に出くわしたらどんな手を使ってでも逃げろ。」



バン「水芝さんのいう通りだ。それどころか当面は岬や俺と特訓するとして実戦はまだ避けろ。」

疲れた様子で水芝と同じく警告をする。




剛来「いやあ、ナッシュならちょっとしたら実戦イケるって!てゆーかケレスや、ゲルガウスや、ブレストや、風紀委員の糞共も倒しちまえ(笑)」

疲れをもう感じてないのか、ウキウキで床にほおりなげてたブレスレットとネックレスはめながら、ノリでナッシュを応援する剛来!




ナッシュ「え!そうなんすか!よーし全員潰すぞ!」ワクワク


ナッシュも大分疲れがとれ呼吸が落ち着いた様子。

テーブルからサバイバルナイフを懐にしまう。




バン「ハァハァ…!…いや…流石に剛来さんそれは…。」

まだ疲れがあり少しずつブレスレットをはめていくバン。




水芝「剛来!…ワタルですら手を出すなと言ってた、アイツラのヤバさ忘れたのか?ナッシュ…ダメだからな?」 

もちろんナッシュや、剛来と、バンと同じく疲れが完全に癒えた訳ではないが

、呼吸は落ち着いた水芝。




剛来「へいへい冗談ですよ(笑)」チッ




ナッシュ「わかりやした…。」ショボーン




バン「まあまずは力を使いこなせるようなってだな…。」





一方その頃ナッシュ達が通う学校 潮風高校




冥王ケレス「ハハハハまた何者かがこちらの世界に踏みこんだか!」





獣王ゲルガウス「クックックシャーッ ウ゛ォォッ!!」





竜王、竜騎士ブレスト「引き入れるか潰すか…。」





風紀副委員長 坂上一茶「また誰か目覚めたようですね!」 風紀委員長 京都名物暴走台風 祇園京介「ああ…何者かがね。」






そして禁忌の勢力に拮抗する勢力





生徒会長バルドロ「目障りな風紀委員の前に潰す奴がまた一人…。」





1のA狂犬ギドロック「招待しちゃおうじゃないの♪」





1のAレディース総長セリナ「ギドロックとぶつけるか、ギドロックと共に地獄をみしてあげる♪」




1のA地獄兄弟 鬼ガ峰コウスケ 「バンの兄貴!誰に何をした?…まさかナッシュに?」

 「この感じ…まさかナッシュの兄貴?」「まさか…何故…!?」



1のB 

1のC 壊滅三兄弟 末っ子えぐり出しのロッド「覚醒者を…えぐり出し…力を俺の者に…ヒヒッ!」





1のDレディース隊員リナ、エリ、ミカ、シヅホ、エミイ「セリナ様が動く 私達はそれに従う、ゴウスも排除します!」





1-D

怪獣ゴウス「ゲルガウスを倒すの邪魔するなら、糞うざいレディースもろとも葬る。俺は誰にも負けねぇ群れねぇ !…媚びねぇ!」





1-E壊滅三兄弟次男 串刺しのザック「串刺しにしてやるゥフフフ!」




1-F及び元岬のメンバーキドラ 「岬の連中…目障りな奴らだムカつくぜ…新しい奴ポンポン覚醒させやがって皆殺しだ!」



特別クラス キゼット「ふ…覚醒しても雑魚は雑魚…。」






妖灯高校「またあのクソ高から覚醒者か!」




御霊高校「忙しい奴らだ全く」「しばらく荒れるな…。」


ドグラ「水芝…剛来…何をしようとワタルごと貴様らは俺の手の平の上だぁ…、バンの馬鹿は潰れろハハハハッ!」




不知火高校「一悶着ありそう。」「もうあってるでしょ!」




丑三高校「特に問題ない。」壊滅兄弟長男切り裂きミック「誰が覚醒しようと弟達にボコボコよ♪」




そして五つの高校を含めナッシュやバンの近くにいる他の猛者「フッフッフッせいぜい足掻け!この世界(地獄)へようこそ、…

すぐに後悔することになる、…いつまでやってけるかみものだな!」





一方 岬 埠頭の椅子や机 テレビ スクリーンがある場所




夕日の岬 7幹部 (剛来除き六人集結中)




【七幹部 情報屋エリカ】「ちょっと最近コウ(水芝)もミズキ(剛来)も昇華覚醒者引きだし過ぎじゃない!?ワタルはいなくなる前も、コウやミズキに甘いんだから!何か言ってやろ?あの二人に!シズク!」




【七幹部シズク】「エリ姉様の言うことは一理あるけど…でもミズキ恐い…それにワタルが許したんなら、…それでいいと思う。」




【七幹部マキ】「ミズキよりあたしのが強いって!でも二人には悪いけどミズキやコウを止めるメリットもないんだよね!」





【七幹部セイタロウ】「まあミズキ(剛来)のイケイケ気質に俺は賛成だけどな♪」ケタケタ





【七幹部キー坊】「だよな!コウも剛来になんだかんだで同じ方針だし!我等が港ワタルがいない今は更に覚醒者増やすべきっしょ♪」クスクス





【七幹部スイクン】「まあインドラやキドラのような裏切りや離反がなければこちらに害はないでしょ♪落ち着きたまえエリカちゃん。

」ヘラヘラ





エリカ「ああん?あたしとやんのか?」ビキビキ





スイクン「情報屋風情が拳法を極めし私に勝てる訳ないでしょ?ホホホ♪」





エリカ「ああん?ワタルがいないからって調子のってっと…」





キー坊「ストップ…ストーップ!落ち着いて二人ともスイちゃんも煽っちゃダメだって。」





シズク「エリ姉…スイクン…岬メンバー同士のマジ喧嘩はNG…。」





セイタロウ「しかしアレだな!ワタルいねーと皆カリカリし始めてるな!まあもう少し余裕持って岬の強化とワタル救い♪でいいっしょ?バンにナッシュちゃんまで覚醒したから余裕だって!バンの前にもゴダイと、鬼コンビが覚醒したでしょ♪戦力抜群❤」ケタケタ



エリカ「ぐぬぬコイツラ…!」




マキ「まあまあエリカ落ち着いて落ち着いて…。」




シズク「エリ姉…。」





岬の水平線の上空 




黄色い龍のような形をした閃光が、笑いながら遥か彼方へ折り返し消えていく。




セイタロウ「また【シャイニング】が岬の向こうの空に表れたぜ?あれはやはりワタルやコウが言ってた通り、覚醒者の発生や数や強さに反応しているなアレは?不気味で面白ぇーけど♪」ケタケタ




キー坊「あのシャイニングが表れる時たまに見える入ったり消えたりする穴…次元の裂け目みたいなとこにワタルいるんじゃない?セイタロウ?♪  」クスクス



エリカ「少なくともあたしが集めた情報を総合的に合わしてもその線が強いね…。」




マキ「あの次元の裂け目みたいなところにワタルがひきずりこまれたとしたら何の為?」




スイクン「そして何があるのでしょうね?その先には?♪」




シズク「宇宙?…」





場面は水芝の家に変わる。




剛来「いやーでも予想以上だよなコウ!」



水芝「まあインドラやキドラ除けば三人がかりでやったのいつ以来かなハハッ!」



バン「俺なんて『二人で充分だろ』とかいって覚醒儀式進められましたけどね。」プクー



水芝「むくれるなってバン!何も儀式に必要な数=覚醒者の強さて短絡的な答えなんかじゃねーからよ全然!それにお前は覚醒前から鍛えられた心身もあり覚醒したんだから強ぇーよ、凄く!」



バン「そうっすよね!」



剛来「まあでも人数要った方が色々力秘めてたり、闘気オーラの総合量多かったりするのは確かだけどな!」



水芝「おいゴリラ黙れ!」ビシッ




ナッシュ「水芝さんのフォローぶち壊し!剛来さん(笑)…ところで」

「さっき言ったインドラとキドラて誰すか?」




剛来「まあー簡単に言うと?岬に来て最初仲良くやってたんだが覚醒してから少ししたら『ここに用はない』とかってどっか行っちまった奴ら! そうそうお前らの学校にキドラの方いるぜ!しかも俺ら岬のメンバーを腕試し感覚にたまに襲ってきやがる!裏切り者だぜ(笑)」




ナッシュ「そうなんすか!せっかくの仲間と覚醒を…剛来さん俺ビシッとしばいてきますよ(笑)」




剛来「おうナッシュその意気だ任した!」




ナッシュ「了解っす!そんな岬の皆さんを恩を仇で返すような利用して裏切るような奴許せねぇっすよ!ぶっ殺す!(怒)…よし!剛来さん任されました!ヒャッハー!」




バン「あーでも相当強えぞ…覚醒前に岬の覚醒者のメンバー半殺しにしてから一悶着あって和解してから岬のメンバーになった程らしいから俺が入る前だから詳しいことはしらねーけど




水芝「その強さに更に昇華覚醒会得だからな…半端ないだろう… さっき言った禁忌の三人と風紀委員に対抗できるかも知れないぐらいの力持ってるだろう…ナッシュ、お前の義を重んじ、そしていい意味で直情的でいて、好戦的な性格は昇華覚醒失敗したり昇華覚醒今日まだしてないうちに、やらなかった場合でもあの二人の話をすると昇華覚醒すらしてなかったりする中ででも、キドラやインドラに後先考えず、明日にでも闘いに行くとなるとやべえからあの二人の話は極力避けたかった…が剛来とバンが言ってしまったし、昇華覚醒したからまあとりあえずは…だがまだ絶対闘うな!次元が違う!」




剛来「しかもアレだろ?インドラの野郎はケレスと仲間じゃないかって噂もあるぐらいなんだろ?」




バン「例の【五霊教連】のやつすか?」




剛来「おうよそれそれ!ケレスの館にいるお前らの高校含めて…潮風高校、御霊高校、妖灯高校、丑三高校、不知火高校  この辺の五つの学校でそれそれトップクラスに強い奴がケレスの奴についてるて噂だ!五霊教連はその五人を中心に宗教みたいに怪しい組織をつくって壮大な勢力を誇る!その五霊教連の五人のそん中にインドラがいる感じ…多分な!」



水芝「まあ、あくまでまだ噂でしかもインドラはケレスや、ゲルガウスや、ブレストや、風紀委員の拮抗勢力と言われるぐらいケレスとかとは仲悪かったし、キドラと二人で徒党を組んでトップに立とうと、ここらへん暴れ回ってる野心家な奴だからな…まだ五霊教連の五人の中にインドラがいるかや、ケレスと敵対してたのに手を組むかどうかは定かではないし、考えにくい…ただ」



ナッシュ「ただ…?」ワクワク


水芝「インドラがいようがいまいが、精鋭揃いの五霊教連の上に、ケレスに最も忠実な冥府四天王がいるのが厄介で、更にその四人より強いのが冥王ケレスだ!言いたいことはわかるなくれぐれも…」


剛来「ナッシュお前ならやれる!」



ナッシュ「しゃあー剛来さん俺頑張ります♪やりますやります!(笑)ヒャッハー!」



剛来「ヒャッハー!」



バン「水芝さん聞いてないすよ…。」



水芝「………(ワタル早く帰ってきてくれ)」ズーン



剛来「というかよぉ、五つの学校といえばよぉ、インドラとキドラはそのうちなんとかするとして、五霊高校乗りこんでソルゾーラの奴ぶっちめにいかねーかコウ?…あいつ最近勢力つけたり、俺らと決着つけようかしてるぐらいだからよぉ。」



ナッシュ「水芝さんと剛来さんていくつなんすか?」



水芝&剛来「エイティーン(18歳)!♪」



バン「意外だろ?(笑)」



ナッシュ「もっとオッサン…大人と思ってた(笑)」



剛来「まだピチピチよ(笑)」



水芝「まぁそうだな在学中の借りもあるしな考えとこう剛来。」



剛来「よっしゃー!」



ナッシュ「剛来さんと水芝さんて御霊高校だったんすか(驚愕)」



剛来「まあな!ワタルと再会して岬の話聞いてからは、色々御霊高校胸くそが悪いんでコウと思いきって辞めて今はすっかり岬が居場所よ!」



ナッシュ「ふぇー!」



バン「とにかく俺らも覚醒して同じクラスな以上なるべく単独行動は避けたがいい!最悪揉めたとしても当面は雑魚覚醒者しか相手にするな、出来れば覚醒してない奴と喧嘩するぐらいにとどめとけ!」



ナッシュ「ふぇーい。」



水芝「まあ昇華覚醒は育った環境や、思考や、性格や、価値観や、様々な体験から各々の能力が発現する…ナッシュの昇華覚醒がこれからどう成長し変化しどんな能力や必殺技覚えるか楽しみだ!」



剛来「慣れてきたら手合わせしてやるぜナッシュ!」



ナッシュ「マジすか!お願いしゃーす♪」



バン「この二人のノリなんとかならないんすか水芝さん(笑)」



水芝「ならん!」断言




剛来「じゃあ日も暮れるしセイタロウ達んとこ寄って帰るわ今日は!ナッシュはもちろん、バンもコウも今日は早めに寝とけよ!気がすげぇ疲労してるだろうから儀式直後は。」




ナッシュ「今日はあざっしたおやすみなさいです。」

バン「剛来さんお疲れッス!」



剛来「おう!」



水芝「ああThank youな!お前も帰り道気をつけろよ!…エリカやマキ達もうるさいと思うから説得よろしく!あとシズク泣かすなよ(笑)」



剛来「ああ任せとけ!シズクは俺別に何もしてねーんだけどな、キー坊とスイクンも今日は来てんのかなっと♪じゃな♪」

ガラガラピシャリ



剛来は水芝の家を後にした。



ナッシュ「じゃあ俺も失礼させて頂きます!水芝さん本当ありがとうございます。」


バン「あ…俺も、水芝さんも気をつけて!お疲れ様でした!」



水芝「ああ…ありがとうなバン!ナッシュもバンもお疲れ!お前らも帰り気をつけろよ!明日学校では更に、刺激的な日々になる…バンはしばらくナッシュのお守りだな(笑)学校では更に気をつけろよ!」


ナッシュ「ハイ!ありがとうございます!」



バン「少し荷が重いかもですけど頑張ります!ありがとうございました!」



ナッシュとバンも水芝の家を後にし、別れそれぞれ家に直で帰った。



水芝「ふうー疲れた、というかまたシャイニング出たのか、ワタル待ってろよ!」











  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る