インクの充填方式

 万年筆はボールペンと違いインクが入っていない状態で販売される。好みのインクを詰めるのだ。その際に充填する方式は三つ。カートリッジ式、コンバーター式、吸入式である。カートリッジは読んで字のごとく、インクの入ったプラスチック容器を万年筆にセットするだけである。しかし瓶入りのインクは使えない。すると使える色の幅がかなり狭くなるのがデメリットだ。注射器を用いて空のカートリッジにインクを充填して使う方法も紹介されているが、あまりメリットを感じない。

 コンバーター式と吸入式はさして変わらない。インクを充填する機構を本体に有しているか否かという違いである。本体にそもそも充填機構を有しているのが吸入式だ。コンバーターは万年筆に応じて使えない規格があったりするので注意が要る。

 万年筆の持つ魅力をインク含めて堪能するためにはコンバーターか吸入式が必須である。

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