#18 - がまんできないよ、この想い…… - Can' stop thinkin' 'bou' u... -

 春泉「はぁ、はぁ……ミサキ、ハルミもうがまんできないよ……」

 未咲「ほんと? じゃあ、そのままって出してみよっか」

 春泉「えっ……でも、そんなのずかしいよ……」

 未咲「大丈夫だいじょうぶ春泉はるみちゃんがしてる間、わたしは耳をふさぐから」

 春泉「そ、それなら……ぜったい聞かないでよ?」


 よく見ると、ミサキは耳なんてふさいでなかった。

 ふさいでいるふりをしているだけだった。

 わかってしまったけど、がまんしてるほうがつらかった。

 正直に言って、もう限界だった。


 春泉「ふぅんっ……」


 自分でもわからないほどヘンな声を出しながら、わたしは決壊した。

 なんでこんなことさせられてるんだろう。


 春泉「あれ……?」


 ふと身体を起こしてみると、わたしは布団ふとんの上にいた。


 春泉「いまのは、夢……?」


 どうやらそのようだった。

 さすがに布団をよごすことはなかった。わたしはそんな年じゃない。

 と、となりで寝ていた妹のさくらも、わたしに続いて目を覚ました。


 さくら「おねぇちゃん、おはよ……」


 正直に言って、さっきの夢はちょっとだけ気持ちがよかった。

 それを妹にさとられると、なんか困る。ごまかさないと。


 春泉「おはよう、さくら」


 なんでもないよといった顔で、わたしは答えた。


 春泉「(きょうミサキと会ったら、どんな顔すればいいんだろう……)」

 さくら「おねぇちゃん、といれ、ついてきて……もれちゃう……」

 春泉「はいはい、じゃぁいこうね」


 ♦


 そんな心配はいらなかった。

 むしろきょうのミサキは、ハルミの想像をはるかにえてきた。


 未咲「ねぇ、春泉はるみちゃん……わたしのここ、見てくれるよね……?」

 春泉「へ……?」

 未咲「見てくれるだけでいいから、お願い……」


 そういうとミサキは、ためらいもなくスカートを自分の手でまくりあげていく。

 当然だけど、そんなことしたらはいてる下着とか、ばっちり見えてしまう。


 未咲「きれい、かな……ここをじっくり見てくれる子って、あんまりいなくて」

 春泉「な、なにしてるの、ミサキ……」

 未咲「春泉ちゃんだったら、いやな顔しないかなって思ったんだけど……」

 春泉「ここ、外だよ……こんなところ、だれかに見られたら……」

 未咲「だいじょうぶ、ここは人通りが少ないから……それより見て……」


 ミサキはおもむろにハルミに近づいて、じっくり見るように仕向けてくる。

 たしかに足とかきれいなんだけど……ミサキの下半身、冷えちゃうよ……。


 未咲「(ぶるるっ……)」


 ミサキの身体からだは、確実に冷えてる。

 その証拠しょうこに、たったいま足がふるえているミサキが目の前に立っている。

 おまけに、なんだか表情までくずれてきている気がする。


 未咲「(あぁ、どうしよう……春泉ちゃんがいるのに、おもらしなんて……)」


 それでもわたしの本能は、誰かにじっと股ぐらを見られたがっていた。

 もう止められそうにない。おしっこの穴も、すぐそこの下着を濡らそうとしてる。


 未咲「くぅぅっ……(春泉ちゃん、見て……あぁ、でもやっぱり見ちゃだめ!)」

 春泉「ミサキ……」


 心配そうにわたしを見つめている春泉ちゃん。

 おしっこを出したくて仕方がないその穴は、絶えずぴくぴくしてる。

 うれしいのかいやなのかよくわからないなみだも、じわりと出る。


 未咲「もう、だめぇ……!」

 春泉「ダメだよミサキ、こらえて! じゃないと……」

 未咲「そんなこと言われても、もう……あっあっ!」


 顔を真っ赤にしながら、ミサキはがまんの限界をむかえつつあった。

 そしてミサキの下着には、小さなシミがついてしまった。


 未咲「まだ大丈夫、まだ大丈夫だよね……(ぷるぷる)」

 春泉「なんかミサキを見てたら、ハルミまでしたくなってきちゃった……」

 未咲「じゃあ、わたしと一緒におもらし、してみようよ」

 春泉「えっ、そんなのはずかしい……」

 未咲「大丈夫、一緒だから恥ずかしくないよ。ほら、春泉ちゃんも立って」

 春泉「あの、ハルミは座ってしたいんだけど……」

 未咲「そうなの? だったら、それでもいいよ。わたしは立ってしたいな」

 春泉「足とかよごれそう……ミサキはそれでもいいんだ?」

 未咲「うん……正直ね、わたしおもらしするの、ちょっと好きかもしれないんだ」

 春泉「そうなんだ。ハルミにはよくわかんないけど……」


 うそ。今朝見た夢で、ミサキの気持ちだってなんとなくわかってしまった。

 おしっこを限界までがまんしておもらしすると、すごく気持ちがいいんだって。


 未咲「じゃ春泉ちゃん、このまま出そっか……準備はいい?」

 春泉「いいよ……ハルミ、おしっこもうすぐ出ちゃいそう……」


 わたしたちは息を合わせて、ひたすらおもらしの快感に身を委ねることにした。

 身体の中であたためられたお湯が、わたしたちの下半身を伝って落ちていった。


 未咲「きもちいい……」

 春泉「ふぁぁっ……」


 これは夢じゃない、ということを教えてくれるのは、紛れもないわたしたち自身。

 自分たちの意思で、あえて「おもらし」という選択をした。

 背徳感もあり、なかなか現実とは思いたくないけど、事実やってしまった。

 後戻りはできないみたい。


 未咲「えへへ、やっちゃったね……」

 春泉「でも、ハルミはやってよかったって思った」

 未咲「わたしも。またいつでもおもらししようね」

 春泉「うん……」


 あったかく濡れた下着のままで、わたしたちは帰り道を歩いていった。

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