第7話 ステータスチェック(アーティ)
ルゴーの町の宿屋。ミーアはすでにベッドで眠っている。
町についたのはいいが、ほとんどの店や施設が閉まっていたので、今日は早めに休んで、明日活動することにした。
とりあえず、なけなしの金で装備を新調したいかな。ミーアの装備も整えてやりたい。後は周辺でレベル上げってところかな。
そうだ。寝る前にステータス確認しておこう。俺は例の手帳を開いてみた。
【アーティ】
すけべ
ねんれい:18
せいべつ:おとこ
しょくぎょう:ミーアのおにいちゃん
レベル:4
HP:20(最大23)
MP:8(最大8)
ちから:5
すばやさ:3
たいりょく:10
かしこさ:5
きようさ:5
うんのよさ:100
こうげき力:15
しゅび力:25
みりょく:5
おしゃれさ:5
しんちょう:170
たいじゅう:55
(その他もろもろは省略)
【そうび】
E ふつーのけん
E ぼうけんしゃのふく
E てつっぽいたて
E ばんだな
【まほう】
なし
【スキル】
☆妹をかばう☆
※兄として全力で妹を守る。対象が妹に攻撃した場合、60%の確率で発動。守備力を大幅に上げ、妹の盾となる。
☆ラッキースケベ☆
※一定の確率で何かが起こる。
……。
……?
レベルが上がったのは嬉しい。嬉しいが、何かよくわからんスキルが発現している。それに、しょくぎょう:ミーアのおにいちゃんて……職業なのこれ?
ってすけべて。確かにすけべかもしれないけどさぁ、なんていうか、もっとこう……なんかなかったのだろうか。もうこの手帳、女の子には見せられないな。
というか運の良さの数値おかしくない?
そして手帳の最終ページ。これもよくわからない。
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アーティ♡ミーア……50
アーティ♡???……
===========================
なんだ50て。何が50なんだこれは。さっぱりわからないぞ。
一度どっかのギルドで確認してもらった方がいいかもしれない。色々おかしいぞ、俺のステータス。
さて、と。
俺は手帳を閉じて、鞄にしまった。
ちらっと眠っているミーアを見る。その枕元にはミーアの手帳がある。
ミーア、寝る前にによによして手帳を見てたっけな。よほど新しい魔法が使えるようになったことが嬉しかったみたいだ。
……うん。
じっくりとは見ないよ、うん。あれだよ、うん。ちょっと確認したいことがあるから、ほんのちょっと見るだけだよ?
俺はミーアの枕元に向かって手を伸ばした。
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