カイロ団長9

 酒屋の殿様蛙は、強い酒に酔い潰れて酒代を払えない雨蛙たちに言いました。

「払えないなら、わしの家来になれ」

 雨蛙は仕方なく、家来になることを了承。

「この団体はカイロ団で、わしはカイロ団長だ」

「カエルの母音を微妙にずらしたんですか」

「実は、わしにも由来が解らん」

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