約束

 天帝は彦星と織姫に、真面目に働いたら逢ってもよい、と約束しました。でも、一年でたった一日だけ。

「生産量を増やしたら、その分、逢える日を増やしてくださいますか?」

「うむ、良かろう」

 天の川の両岸で、耕運機と動力織機が導入され、二人は毎月逢えるようになりました。

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