大きな蕪

　畑に育った大きな蕪（かぶ）。お爺さん、お婆さん、孫娘、犬、猫が懸命に引っ張っても、まだまだ蕪は抜けません。

「おーい、手伝っておくれー」

　更なる助っ人を呼ぶと、

「はーい」

　海鼠（なまこ）が這ってきたので、

「いやお前、手ないだろ」

「引っ張るの無理だろ」

　みんなで一斉に突っ込みました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る