第5話 憎い
調停がはじまってもやはりなかなか上手くいきません。
泥棒扱いしたことをまた掘り返してきたりします。私も暴れたことを主張されます。
離婚朝廷中に、子ども達への面会交流についての調停申し立てもあり、2つと同時進行です。
相手のいってくる内容は支離滅裂です。離婚だけを考えて何も慰謝料なしで離婚です。
すぐに婚姻後の扮装の調停が向こうから申し立てられました。
今でも続く調停地獄のはじまりでした。
申し立て書に書かれている他の方へ向けられた罵倒、わたしへの謂れのないお金の請求やアル中だとか、子育てできていないとか。
書かれている全9ページをすぐにコピーにとり、泣きながら赤ペン先生をしました。
なんで?私はXさんは一度が縁があった人だからもう悪口も言わない、幸せに再婚でもしてくれればと思っていたのになんで?
頭にかき集めた文章を叩きつけるように赤ペンを走らせました。悔しかったです。
言われたい放題、事実無根、私へのしてきたDVを謝ったあの口でこんな…。
途中で力尽いて泣きました。
あああああああああ
と、叫んでパタリとぺんを置くのです。
私はどうしたらよいのかわからなくなってきました。この頃から男性嫌悪がはじまり私のどうにもならない復讐劇がはじまります。
男を食っては蹴散らす、捨てる。誘い方やセックスは慣れたものです。回数をこなす毎に私は恨まれたり、憎まれたりを繰り返します。
そんな中であったのが今の婚約者です。
今までと違ったのはただ1つ、遠距離だから会うことはない私の相談相手だった彼をたまたま時間があい呼び出したことです。
そんなに密に仲良しな人と私はセックスを経験していません。 現れた彼に手が汗ばみ、怖く思ったのが懐かしいです。
「距離遠いし、もう会わないでしょ」
と、2人で言った言葉は会ってセックスをしたら忘れてました。
次にあったのは1ヶ月後、月に一回は半年間続きその間私の相手にしていた男性の人数は減りました。
お互い、愚痴を聞き、愚痴を言い、笑って、お酒を飲んで付き合う気はなかったのに。 彼の手が私の頭を触るたびに引っ叩かれたりしない安心感に私はセックスフレンドという意味を超えて好きになりました。
彼は若い、背も高く素敵で優しい、バツイチ子持ちの私には勿体無い。抱かれた後に隠れて泣いたこともありました。
私はどうしようもない。
止まない調停、彼への恋心に消耗しかけた時に、彼から結婚も考えてちゃんと付き合うと言ってくれた時はまた泣きました。
これが、Xさんを更に憎むきっかけになるとは誰が考えたんでしょう。
さあ、殺しましょう。 私の心の醜さを憎さを殺して生きていくスタートです。
彼は優しかったんです。私に暴言は吐きません。これが辛かった。
25歳はじめて私は今まで人間らしい扱いを受けていなかったことに気づきました。優しい彼とXさんのギャップはどんどん私の中を蝕みます。 人間サンドバッグ、肉便器、都合のよいお人形をしていた私の気持ちは加速していきました。
長引く調停、終わったと思ったらまたはじまる。
この直前にはじめたツイッターは今では3800を超えるフォロワー数をもつ着衣エロを晒すアカウントです。かなりツイッターには救われました。私という体を認めてくれる人がいる。私はここにいる。 数に現れる。そんなアブノーマルアカウントにも彼氏は何も止めるようなことはしません。それどころか一緒に付き合ってくれています。
調停でそのツイッターがバレていると言われた時は高笑いしました。どこまで私を見ているの?ずっと?私をサンドバッグにしないと物足りないの?
終わらない踊りを踊り続けていた私は辛い気持ちを我慢しながらも子供のために反撃はしませんでした。
いや、まだXさんがいつか反省する日を夢見ていました。それをぶち壊され続け心療内科で気分障害だと診断をうけても、彼氏は支えてくれてました。
時は現在、私は2017年この6月にわたしは服薬自殺未遂をしました。
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