それでも僕らは傷つきながら笑いあう

作者 夜月 祈

46

18人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

天使と悪魔と堕天使。
かつて天下を分かち合い、互いの存在に足踏みをした三者が、新たな時代で再び深く混じり合う。ただしそれは、血と砂の煙の中で――。

どのカテゴリにも所属しない、忌み嫌われた存在。それは獣人。
ヒロインのミーシャは獣人として非人的な扱いを受けています。
それを救ったのが騎士カムラでしたが、当初のミーシャは「護られる」べき存在のヒロインに過ぎません。
ところが第二章中盤より、ミーシャがヒロインとしての性質を変えていきます。自らの運命に負けず、カムラに肩を並べられるように祈りながら戦いの舞台に身を投じる。その変貌は、まさに羽を広げるがごとし。
本作は全編を通じ、バトルシーンに大きな見応えを感じます。
特に圧巻は第二十話。
カムラのセリフに読む手を震わせ、鳥肌を立てる読者もいらっしゃるのではないでしょうか。

引き続き、新展開の先が楽しみな良作です。

★★★ Excellent!!!

堕天使のお話、すごく興味深くて読みに参りましたー。

最初の急な展開から読みすすめるうちにどんどん味が深まる作品です!

一話一話、全て「羽」にまつわるタイトルをつけておられるのも、とても美しい拘りだなぁと思いました。

タイトルの「傷つきながら笑いあう」、ここに辿り着くまでの道のりが大変楽しみな作品です!

★★★ Excellent!!!

読んでいてとても懐かしい気分になりました。実の所こういう話を昔に考えていた事がありました。書き手ならば誰でもファンタジー物語を思い描くでしょう。まさにそれが小説化したような内容でした。
天使堕天使、騎士団、魔法。エトセトラ。
自分達が昔思い描いたファンタジーを繰り広げていってくれるととてもうれしい気分になります。