第18話
私は、あの後も変わらない日常を過ごす。仕事も、やめてないし、相変わらず学校はつらい。けど、なんとなく、心は軽くなった。というのは、人は、本当にすぐに死ねてしまうんだなと気付いたから。死のうと思えば、死ねる。そう思えば、また、『今日』を生きていける気がした。私は、あの7月の日から、なんとなく、余生を生きている感じがするのだ。
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