第17話

私は、混乱する頭で、気付いたらきちっと準備をして、また学校に行っていた。また、今日の電車に揺られながら、思う。もしかしたら、あれは、誰かからの贈り物の一日だったのかもしれない。私に、死の体験をできる、裏の一日をくれた人は、一体誰だったんだろう。電車の窓から見える景色を見ながら考える。「…どうでもいっか」

隣にいたマイに聞こえたみたいで、「ん?どうしたの?」と聞かれる。私は答える「なんでもないよ」

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