第3話
午前8時の朝空の下で、ローファーを鳴らして歩く、中学3年生の私。こんなはずじゃなかったんだ。
目を閉じれば思い出せる。中学一年生の、夏、あの異質な空気。私だけを歓迎しなくなった、あの教室。一年生の春の私は、期待と嬉しさと楽しさしか感じていなくて。前髪も作らず髪も、肌も手入れせず、ひたすら、ただひたすら自分がしたい事、するべきと思っている事をしてた。今と格段に違うのは、先生受け。その頃は成績も良かったし、代表者なんかも空気を読めずに立候補していたし、バスケ部にも所属して、真面目にやってた。全部ちゃんとやってたんだ。
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