第2話

「危ない危ない」私は寝癖を直して髪を巻いて、メイクをしないと外に出れない。落ち着かないし、周りの目が、怖いから。わたしは、いつもと同じ日常を送って行くために、また、今日も髪を巻いて、メイクをして、決心する「わたしは変わらない。」変わらない、変わらない。呟く。ほんとは変われないだけなのに。そんな事を思っているうちに、準備が終わる

「ぴこん」ビクッと反応してしまう。LINEだ。まいから。『今日電車間に合わない』わたしは返信する

『まじかー…』まいは『先行っていいよ』と言う。違う。ほんとは待って欲しいんだ。またないと、不機嫌になるから、面倒だ。私は返す『私もちょっと遅れそうだから、一緒の電車乗ろう』

「なにやってんだろ…」私は呟く。歯磨きをして、制服のシャツを翻して階段を降りる。ローファーをつっかけて家を出る。朝ご飯は、食べない。朝は何もかもが不安で、胃が受け付けないのだ。どうせ吐いてしまうから、食べないほうがマシだ。

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