居場所のない私の世界

亜里沙

第1話

「またあの夢だ…」私は小さく言って目を開ける。枕元においてあるスマートフォンが光り出してアラームがなりはじめた

「はいはい…」私はボヤいてアラームを止めて、LINEを開く。まいから、LINEだ。

『今日仕事入ってる?』はあ…とため息をついて返信する

『学校帰りに1件。』

音楽をつけて、机に向かう。化粧品でごった返した机の上。これも全部仕事で稼いだお金で買ったんだな、と思うと、全部同じに見えてくる。


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