僕の わたしの 公衆衛生学

1-17 臓器移植法 その２

【解答】d

×a　臓器売買は禁止！！（要求、約束でも）

×b　心停止前でも、脳死診断後の摘出は合法！

×c　臓器提供の意思表示：ドナーカード、臓器移植NWへの登録、シール形式など

○d　本人の意思○、遺族の意思×→摘出できない！

×e　本人の意思不明時→遺族の意思！裁判所はカンケーない！

●臓器移植法

ⅰ）移植コーディネーター（移植を公平にする人）

　　・ドナーとレシピエントの組合せ決定

　　・家族への説明

　　・臓器の搬送　

ⅱ）移植臓器

　　①心臓

　　②肺

　　③肝臓

　　④腎臓

　　⑤その他：膵臓・小腸、眼球（角膜）

　※皮膚、血管、骨等は、法対象外で自由に移植可能

ⅲ）臓器摘出の制限

　　刑訴法等で手続きが必要な死体からの臓器摘出←手続き終了後じゃなきゃダメ！

ⅳ）臓器売買の禁止

　　移植臓器の提供、斡旋に関して、金品の授受などの営利行為はダメ！

ⅴ）臓器移植および斡旋の許可

　　厚生労働大臣の許可が必要！

ⅵ）移植実施施設・臓器提供施設

　　厚生労働大臣が認定！

ⅶ）脳死判定と臓器摘出

　　①条件

　　　・遺族の文書による同意

　　　・意思表示カード等による本人の同意 かつ 遺族の反対ない

　　②ドナーに限り、脳死を“人の死”とする

　　③脳死判定は2人以上（移植を行う医師以外）の脳死判定医が行う

　　④移植に関する記録は5年間保存する

【問題】臓器移植に伴う脳死判定に必須なのはどれか。2つ選べ・（106B38）

a　輻輳反射

b　睫毛反射

c　前庭眼反射

d　咳反射

e　腱反射

解答、解説は1-18で