ザ・バンディット -未来盗賊たちは、花が咲かない明日を夢見るか？-

【参考】登場人物解説

主人公【ショウ=サイレンジ】

27歳のバンディット。ＡＮ（アカウント・ネゴシエーター）。

かつては超一流のＲＡ（リード・アヘッダー）であるカーラとバディを組み、“クールロデオ”と呼ばれるほど名を馳せた男。

10歳の時にコールドスリープさせられていたせいで、それ以前の記憶が無い。よってコールドスリープさせられていた理由もわからない。

「俺には、未来しかないんだ」という台詞にあらわれているように、過去の記憶がないことで、“未来”に対する異常な執着がある。

【カーラ=デ・アンジェリス】

28歳。かつてのバンディット。

“奇跡の先読み姫（ミラクルクイーン）”という異名を持つ超一流のＲＡ（リード・アヘッダー）。

昔はショウと付き合っていたのだが、理由も告げずに突然、ショウの前から消息を絶ち、それ以降、バンディット業界からも姿を消した。

ショウは今回の件をきっかけに、カーラの力を借りようと彼女を探すのだが……

世界の歌姫【ニゲラ】

パーフェクト・トゥモローという未来管理社会に暮らす人々に精神的安定を供給するＨＣＰＰ：ホスト・コミュニケーション・プラットフォーム・パーソナリティ。

見た目は17歳程度だが、160年以上も歳をとらずに世界中で歌い続けている驚異的な存在。

さらに全ての広告にニゲラを起用することが義務付けられており、四六時中ニゲラがメディアに露出することで、ニゲラの存在が世界に刷り込まれている。

パーフェクト・トゥモローを運用する上で精神的思想的支柱的【人格】であるニゲラは、本来、バンディットは敵に当たる。

しかしそんな敵にわざと未来を盗ませたニゲラの真意とは……？

謎の少女【猫忍者】

ショウとニゲラの交渉中にワイルドカードを盗んだ正体不明の少女。

彼女はこのワイルドカードに記録されている未来が、“人類の未来を終わらせるもの”だと言うのだが……

【ハヤト】

ショウが猫忍者との戦闘で負傷した際、ショウを助けた謎の少年。

幼い見た目とは裏腹に、驚異的なリードアヘッド能力（未来の先読み能力）を有し、その能力を認めたショウは一時的にハヤトとバディを組むことにする。

そしてハヤトは自身のリードアヘッド能力を使って、奪われたワイルドカードにショウを導くのだが、その末に彼は思いもよらない行動に出る……

【モニカ=サンチェス】

30歳の女性バンディット。

ＡＮ（アカウント・ネゴシエーター）兼アタッカー。

火力の高い武器を好み、その戦闘スタイルから“Dizzy Sun（目まいがする太陽）”と呼ばれていた。

バイセクシャルで、昔カーラと同性愛の関係だったのだが、カーラとショウの交際をきっかけに別れ、ショウに対してカーラを奪った存在として敵意を抱いている。

ニゲラの専属護衛【シオン】

２つの刀を使いこなす黒人女性。

強靭な肉体を持ち、あらゆる脅威からニゲラを守る。

ニゲラの専属護衛【カンナ】

若干15歳程度だが、スナイパーライフルを駆使してニゲラの護衛を務める。

シオンのことを「シオン姉ちゃん」と呼んだり、ニゲラを「母さん」と呼んだりしているが、血の繋がりはないと思われる。

【執事】

ニゲラに仕える執事。

顔の左半分を仮面で隠した怪しい姿をしているが、その正体は意外にも――